2022.09.28 | 勉強法
ケアレスミスの無くし方
解答用紙の間違いを見て、
「ケアレスミスです。次から気を付けよう!」
という会話をしたことありますか?
こういう会話をした後でも、また次もケアレスミスしてしまいます・・・
ケアレスミスが起こる原因ってわかりますか?
実は、
”思い込み”です。
えっ!?と思いますよね。
ここで、自転車を初めて乗る時を思い出して下さい。
最初は、ペダルをこぐ・ハンドルを握る・ブレーキを掛けるなどを別々に行います。
当然、最初はうまく乗れません。
何回も乗る練習をして、これらの事が同時にできるようになり、最終的に無意識に自転車に乗れるようになります。
計算もこれに当てはまります。
基本的に、数学の計算は四則計算の組み合わせです。
その計算手順を頭の中でグループ化して、この式を見たらこの計算をしようと考えます。
最初は、たし算・ひき算・かけ算・わり算を別々に学習します。その後は、これらを組み合わせて
組み合わせて複雑な計算をするようになります。
何度も計算を繰り返すと、無意識にできる計算が増えていきます。(無意識に出来るようになるまで演習しないと、そもそも意味がありません)
この無意識に行うようになった時に、”思い込み”が起きます。
複雑な計算手順をしている中で、人間は直近の新しい記憶・手順などが入り込み、途中でエラーが起きます。
これが、ケアレスミスが起きる原因です。
では、これをどうやって防ぐのか?
ケアレスミスという言葉で、間違いをあいまいにしていては、ダメです。
まずは、ミスの原因を探ります。
計算ミスと一言で済ませず、符号ミス・書き写しミスなど細かく分解(分析)します。
さらに書き出しておくと良いです!
その後、計算をするときには、毎回、このミスの原因をチェックしていきます。
毎回です!
これを繰り返す事で、計算をしながらミスをチェックするというのが、当たり前にできるようになります。
つまり、
計算しながらチェックするという仕組みを頭の中に作ります。
ミスして当たり前と考え、
ミスをしてもそれを修正する仕組みをどう作るかが、ミスを無くす秘訣になります。
これからは、
ケアレスミスと言って”しょうがなかった”という反省ではなく、
ミスの分析→ミスしない仕組み作り
という、考え方(勉強方法)をしていきましょう!