2022.07.02 | お知らせ
途中式を書かない生徒さんの典型・・・・
こんにちは!
英才個別学院希望が丘校の関口です。
連日暑い日が続いていますが、体調面などは大丈夫ですか???
英才個別学院希望が丘校では、夏期講習真っただ中!!
6月のうちに保護者様と生徒のみなさんと一緒にこの夏の過ごし方について色々お話をさせて頂きました。
(雨の中本当にありがとうございました)
そこである保護者様に「うちの子、途中式とか書かないんです…。昔からずっと言っているんですけど…。」というご相談を頂きました。
私自身この業界に長くいますが、この相談は本当に多いです。
このブログを見られている保護者様の中にも、同じお悩みをお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回のブログは「なぜ途中式を書かないのか?」についてご説明いたします。
まず、途中式を書かない生徒に聞くと大体次の答えが返ってきます。
・頭で計算できる
・途中式を書くのが面倒くさい
・途中式を書く時間がもったいない
あとは「ノートがもったいない」「書いた後消すのが面倒くさい」などもあります。
(消すのはイマイチ理由が分からないので「消さないで!残しておいた方が成績上がる!」で終わります。笑)
「頭で計算ができる」と「面倒くさい」「もったいない」が組み合わさって、途中式を書かないっていう場合がほとんどなんですね。
もちろん毎回完璧にできていれば、ご相談とならないので、ご相談を頂いている時点で「結果が悪い」という事です。
では、本当に途中式を書くことは「面倒くさい」「もったいない」のか?
ここをちゃんと説明してあげないと、生徒たちはすぐに書かなくなります。
途中式を書く理由はたくさんありますが、一番の理由は「書いた方が楽だから(書かない方が面倒くさい)」だと私は思っています。
途中式を書くのが嫌になる生徒の多くは、『(何かしらの方法で答えを出してから途中式を書く』経験をしています。
・・・どういうこと?
と思われた方もいるのではないでしょうか。
言い換えると「途中式を書きながら解いている(次の展開を考えている)のではなく、全部解き方を考えてから書いている」という事です。
この方法だと、途中で考えていないのでミスが出たり方向性がおかしくなっても気が付きません。
結果としてミスが多い答案が出来上がります。
しかし、生徒は「解き方は分かる」となっている為、面倒くさいとなるのです。
出来る子ほどちゃんと真似が出来ているんですよね。
算数・数学が得意な生徒は、見てゴールまでの道筋を確定させて書き始めているわけではありません。
おおよそのあたりをつけて、すぐ動き出します。
そして途中式を進めながらゴールまでの道筋を微調整しつつ進んでいくイメージです。
ここで気が付いた方もいるかと思います。
途中式を書かない=すべて脳内で処理してからスタート
これは結構しんどいんです。
書いている途中に、最初に処理したことが消えてしまうかもしれません。
違う方向に進んだとしても、ほぼ気が付きません。
おまけに最初に処理したことを思い出しながら書いているので時間がかかります。
つまり「分かっているけど解けない」典型系的なパターンになります。
迷路をスタートからゴールまで脳内で解いて、そのあと一気に線を引くなんてことをしているわけです。
そりゃミスしまくるし、しんどいし、時間もかかりますよね・・・。
最初の方にお伝えした「途中式は書いた方が楽」というのは、こういうことが理由です。
いつも授業時に伝えていますが、数学は頭を使ってはいけません!!
手を使いましょう!!
生徒によってはこの話で納得してくれて、次から即行動に移してくれる子が多くいます。
もちろん違うアプローチが響く子もいます。
同じ頑張りなら少しでもいい結果に結びつくよう、生徒・保護者様と日々話し合いながら進めています。
今回は途中式についてでしたが、他にもいろいろなお悩みがあるかと思います。
そんな時はぜひ【英才個別学院の無料学習相談】にお越しください!