現代文の記述問題について

こんにちは、講師の橘田です。



今回は現代文の記述問題についてお話したいと思います。現代文には様々な文章の種類があり、どんな方でも苦手な文章のタイプ、得意な文章のタイプがあるのではないでしょうか。かくいう私も「詩」の問題が苦手でした。そんな中で、どんな文章のタイプにも出題される可能性のある「記述問題」は多くの人々の頭を悩ませてきたのではないかと思います。学年が上がるごとに出題される文章は難しくなり、時間との戦いになります。その中で記述問題に手を出すということが大変なのは私も痛いほどに分かります。今回は少しでも時間短縮を行える方法をお教えできたらと思います。

　記述問題で最も重要なことは、「キーワードを探す」ことです。「指定されたキーワードを必ず用いて記述せよ」という問題でない限り、必ずキーワードを一から探す必要がありますね。しかし問題に取り組む際にもう一度読み直してキーワードを探すのは二度手間です。なので、問題を初めに読む際に重要そうな単語には線を引いておくと記述問題に取り組む際に役に立つでしょう。また記述問題の解答欄に書きたいことを最初から解答欄に書いてしまうと、迷子になってしまいがちになります。そのため、走り書きでもいいので問題用紙に重要な点をメモしておくとスムーズに回答を書くことができるのではないでしょうか。

　しかし、一方で最も最悪なのは記述問題を一生懸命解いてしまったために最後まで問題を解ききることが出来なかった、という状態です。記述問題よりももっと簡単な選択問題があったことに、解答を見たときはじめて気付く･･･というのは大きくショックを受けるのではないでしょうか。私が皆さんに声を大きくして伝えたいのは、「時間があまりにもないのなら最後まで問題を解ききることを優先させる」ということです。皆さんが現代文の点数を少しでも上げる参考になれば幸いです。