ここに、コップ一杯の水があります。
算数や数学を学べば 、このコップの中に約200ミリリットルの水が入っていると、量を数字で捉えられるようになります。
理科を学べば 、水が水素と酸素からできていることを知ることができます。
社会を学べば 、この水がどこから来て、どのように私たちのもとへ届けられているのかが分かります。そして、世界には、このわずかな水さえ必要としている人がいることにも気づけます。
美術を学べば 、水の透明さや光の反射を、美しく表現できるようになります。
技術や家庭科を学べば 、コップがどのような材料から、どのような工程で作られているのかを考えられます。
保健体育を学べば 、水が私たちの体にとって、どれほど大切なものなのかが分かります。
国語を学べば 、ここに書かれた言葉の意味を理解し、自分の考えをほかの人に伝えられるようになります。
さらに 英語を学べば 、その考えを、世界中のより多くの人と共有することができます。
勉強をするということは、ただ知識を覚えることではありません。
これまで見えなかったものが見えるようになり、気づかなかったことに気づけるようになることです。
何も知らなければ、コップ一杯の水は、ただの水で終わってしまうかもしれません。
しかし、学ぶことで、その
一杯の水の中に、数字や科学、歴史、社会、芸術、音楽、技術、健康、そして人とのつながりまで見えるようになります。
勉強とは、目の前の世界を、今までよりも深く、広く見るための力を身につけることなのだと思います。