私の学生時代　勉学編その３

　

　過去最低に点数を取ってしまった私は、焦りや危機感というより絶望を覚えました。どうしてこんな点数を取ってしまったのか理解ができず、勉強に対する意欲も少しなくなってしまいました。そんな中、支えになったのは友達です。志望校が同じで中学も三年間クラスが同じだったT君に励ましの言葉をもらい、あまり時間をかけずに立ち直ることができました。しかし、立ち直ると今のままではダメだという焦りが出てきました。そんな時、一通のチラシが私の家のポストの投函されました。家庭教師の案内でした。このチラシで私はとても救われる結果になります。いままで集団授業しか受けてこなかった私ですが、ここにきて個別指導の家庭教師という選択肢が出てきたのです。集団授業だと、わからなかったところを中々質問をしに行くことができずに、そのままにしてしまうところがありましたが、個別ではその心配はなくわからないところをすぐに聞けるにで、その点はとてもいいと思いました。そして親とも相談し、その家庭教師に授業をお願いすることになりました。家庭教師のO先生はガタイがとてもよく、威圧感のある先生でしたが、しゃべってみるととても気さくで、野球好きという共通点もありとても話しやすい先生でした。O先生にお願いしたのが、十二月ということもあり、とにかく時間がありませんでした。O先生は時間がないなら、質より量だといい私は、ひたすら問題を解きました。入試までの三か月で今までのやってきた問題量をはるかに凌駕する問題をこなし、私の部屋は解いたプリントで溢れかえっていました。しかし、部屋にプリントがたまっていくたびに少しづつ自信がつき、プリントをためることが私のモチベーションアップにもつながりました。受験当日もそのプリントの山を思い出しながら、これだけやったんだから大丈夫そして、私はいままで支えてくれたT君と一緒に合格発表を見に行き、無事二人とも合格することができました。