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2022.06.19 | 勉強方法
テスト前だけ勉強をしても、上がり続けることはありません。
この辺はスポーツでも試合前だけ練習してもうまくならないのと同じです。
コンクールや発表会の前だけ練習してもうまくできないのと一緒です。
むしろ、脳科学やスポーツ心理学では本番前には「いいイメージ」を植え付けていく方がパフォーマンスが上がることが実証されていて、取り入れている分野も多いです。
◎点数を上げるために基本
1.前回のテストでミスをした部分はミスをしない様に反復練習をする
2.前回のテストで事前準備が足りず、惜しくも点が取れなかった部分を勉強する
3.1と2でかかった時間は、次回のテスト勉強では必ず事前にやるようにする
これだけでも5点以上、多い人で20点くらい上がります。
テストで解けなかった問題を直すのではなく、解けなかった原因や行動を治すことです。
これができるようになると、直前の勉強では多くの問題に正解できます。
いいイメージでテストに入っていけますね。
2:8の法則とかで知られている「パレートの法則」も勉強で当てはまる部分が多いです。
◎点数を上げるための基本の考え方
1.テスト勉強の8割の時間は、20%分をとるための学習になる
2.テスト勉強の2割の時間で、80%分の勉強をしないといけない
意外かもしれませんが、テスト勉強を分析していくとこうなります。
最初の2割の時間で、失点をしないための勉強をしていきます。
残りの8割の時間を使って、20%アップを目指して取り組んでいくわけです。
だから、テスト前の提出物とか学校ワークがわからなくて進まないものが多いと勉強時間でなく、作業の時間が増えてしまいます。この時間を問題が解けるように普段からやっていくことが大事です。
テスト範囲は学校で習っています。
その時点で「わかる」「わからない」のジャッジはできます。
問題が解けるかどうかで決めていきましょう。
普段の学校の授業をこういう意識を持って取り組んでいくとテスト勉強のスタートが変わります。
わからないが見つかると、調べたり誰かに聞いたりできます。
塾では、そういう部分をつつかれたりします。
個別の授業では、わからないままスルーはさせてくれないので解けるようになっていきます。
3.得点を左右する知識問題
知識問題とは、漢字や単語の覚えていれば書ける問題や一問一答形式の知っていればわかる問題です。
受験においては基本的なものが多く問われるため点数の取りこぼしは危険です。
これは定期テストでもほぼ一緒です。
保護者の方が「覚えるだけじゃない」と言われるのはそういうことですよね。
◎点数を上げるため知識問題をしっかりと抑える
1.テスト範囲で問われる知識の問題をチェックする(書き出す)
2.学校のワークやプリントで覚えられているか確認する
⇒覚えていないものは1に戻る
3.正答率をあまり気にせず、テスト範囲を何周もしていく
4.テスト前には、全問で「覚えているかの自分テスト」を行う
⇒覚えていないものは1に戻る
なかなか覚えられない人は、回数が足りないか確認の頻度が足りないかです。
クラスのみんなの顔と名前を覚えられる人は、テスト範囲の漢字や単語を覚えることはできます。
ここに時間と労力を惜しまずに進めていくと今後大きなメリットとして自分に返ってきます。
テスト前のメリット
・問題が解けるので提出物の進みが早くなる
⇒多くの問題に触れることが出来るので点数が上がる
・わからないが少なくなる
⇒やる気を持って取り組める
テスト後のメリット
・たくさんの問題を正解しているので記憶に定着していく
⇒しっかりした記憶は忘れても思い出しやすくなる⇒受験時に有利
・知識が増えると他の知識も覚えやすくなる
・点数が上がるので、次も頑張る気持ちになる
・点数が上がると、直しが少なくなる
4.復習を制すると勉強時間が短くなる!?
良くある勘違い 復習=覚えなおし
これって間違ってます。
覚えなおすということは、一度覚えたものを忘れてもいいと解釈できます。
定期テストで点数を上げるための勉強での基本的な意識として、
復習とは一度学習した範囲をテストに出されても大丈夫かのチェック と考えます。
前提条件を変えましょう。
復習とは、
1.どれだけ覚えていてテストに使えるのか
2.覚えていなくてテストまでにやるべき項目の抽出
この2点です。
◎点数を上げるためタイムリーな復習をしていく。
1.勉強が終わって教材をしまう時間に、やった内容を思い返す
2.その日の終わりに、今日の時間割をもう一度思い返す
3.翌日に前日行った内容の問題を解いてみる
4.週末にその週でやった範囲の問題を解いていく
この学習方法のいいところは、テスト勉強を始めるタイミングで、わかってできるところがはっきりしています。
さらに、テスト前の段階で「わからない」が見つかっているので、対策をとることが出来ます。
テスト前だけ勉強をしても点数は上がりにくいし上がり幅も小さいです。
簡単な復習方法をお試しください。
5.テスト前にやること・やらないこと
テスト勉強の目的は「点数を取ること」なので、普段の勉強はテスト前の勉強の準備という位置づけになります。
試合前だけ一生懸命練習してもうまくなれない!
部活や習い事をしている人ならわかってくれるはずです。
ちゃんと準備をしたうえで、テスト前にやるべきこととやってはいけないことを書いていきます。
◎テスト前にやるべきこと
1.解ける問題を自力で正解できるか確認する
2.間違えた問題は、もう一度自力で正解するまで解く
3.間違えた問題の類題を探して解く
4.わからなかった問題を、理解して問題を解く
学校のワーク類がちょうどいい力試しになります。
注意する点は、答えを写してはいけない!ということです。
この取り組みをきちんとこなすだけで、今までミスしていたはずの問題が3~5問程度は拾えるようになります。
点数にすると5点~15点くらいになりますね。
◎テスト前にやっちゃいけないこと
やっちゃいけないというか、やっても意味がないこともあります。
1.わからない問題を時間をかけて考える
2.答え合わせで、間違えた問題を赤ペンで書き込むだけ
3.友達と一緒に勉強(特に、誰かの家で)
4.「今覚えているところです」と言って、眺めているだけの勉強
他にもたくさんありますが、代表的なものを上げておきます。
勉強と言ってもいいんですが、点数が上がりにくいですね。
6.テスト直後にしかできない事
テスト勉強の目的は「点数を取ること」なので、普段の勉強はテスト前の勉強の準備という位置づけになります。テスト直後にはテスト直後にしかできない確認があります。
テストが終わったら終わりじゃない!
部活や習い事をしている人ならわかってくれるはずです。
試合や発表会の後には振り返りや反省をしますよね?
自分の課題や弱点が見つかったので次の練習に取り組んでいくともっと上達します。
それでは、勉強では!?となります。
◎テストが返ってくる前にやっておくこと
1.手ごたえだけで、点数を予測する
2.テスト中に迷ったり困った部分は、どの勉強ができれば解決できたかを見つける
3.2の勉強を返ってくるまでに終わらせる
4.答案返却の時に、確認をする
点数予測と結果のずれは普段の勉強につながります。