様々な過去問演習を1人で進めるときに注意すべきこと

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様々な過去問演習を1人で進めるときに注意すべきこと

2024.07.10 | 教室からのお知らせ

様々な過去問演習を1人で進めるときに注意すべきこと

様々な過去問演習を1人で進めるときに注意すべきこと
こんにちは。
英才個別学院 西浦和校です。

連日の暑さが続いておりますが
体調にお変わりはありませんか?

私はこう見えても夏には非常に強く
これは、この職業をやっているからなのでしょうか
受験生にとっては「夏は入試の天王山」と言われるほど
大切な時期であり
その大切な時期を迎えるのですから
この時期は妙にテンションが上がってしまうのです。
「うちの生徒たちに良い夏を過ごさせたい」
毎日そんなことを考えていると
自然と気持ちが盛り上がってしまうのです。

さて、今回は過去問の取り扱いについてお話しします。
過去問と言っても色々ありますが
すべて過去問について言えることです。
この夏のお勉強の参考にしてみてください。

①過去問の解説はベストではない
別に過去問の冊子を否定しているわけではありません。
私も大手進学塾で出している入試問題の解説などを執筆したことがあります。
その際に気を配らねばならないこととして
万人に理解できる解説を書かねばならないということです。
要は、塾などで教わるような公式や特別な解法は書いてはいけないということなのです。
ですから、解説を書きながら
「現場ではこんな解き方する受験生いないよな」
「こんな解き方していたら時間内に終わらないよな」
と思いつつも、特別な解法を知らずとも全員が理解できる解法を書くのです。
解説ですから、時間内に終わるかどうかというのは問われていないのです。
解説上、大切なことは、全員が理解できるということなのです。
と言うことは…
1人で問題演習してみて、分からなかった問題の解説を見てみる
ということは、入試の現場で解ける力をつけているとは言えないのかもしれません。
「この問題の解き方は理解した」で止まっていることが多く
入試本番で時間内に解ききるといった攻略にはなっていないことが多いものです。
そもそも、それを目的に作成された解説ではないのですから。

塾の講師というのは、それをいかに分かりやすく
受験生が本番でできるように力を付ける解説を入れてあげられるか
ということが大切なのですが
中には解説の通り解説してくれる講師もいるのですが
それは、あまり意味がないですよね。

たとえば数学の解説で
「ここに補助線を引くと・・・」
というような解説などがありますが
ここで大切なのは
「なぜ、ここに補助線を入れようという考えになるのか?」
ということです。
ここを追いかけねば、なかなか解けるようにはなりません。

②過去問は過去の問題であることを忘れずに
私が出会ってきた受験生の中で
過去問演習を上手に活用できた受験生とは少ないものです。
たとえば北辰テストの前になると
一生懸命、北辰テストの過去問を解き始める子もいます。
でも、北辰テストの過去問をやったところで
けっして同じ問題が出るわけでもなく
極端に言えば、今年は絶対に出ない問題とも言えます。
過去問の活用法を書いていると、分量が多くなりますので割愛しますが
大切な勉強時間を浪費している場合がほとんどです。
過去問をちゃんと活用できているような子であれば
今頃、なんの心配もいらない成績をとれていることでしょう。
過去問を1本解いて50分。
その〇つけや得点計算、そして、ちょっとした間違い直し
これで軽く2時間ぐらい持っていかれます。
これで勉強をした気になっていても
あまり学習効果は期待できないでしょう。
過去問の活用方法をちゃんと知っている指導者が指導を入れてこそ
扱う価値が出てきます。
塾内の授業内に『過去問演習」なんて入れている場合も注意が必要です。
大半のケースが演習中は講師の休憩時間になっています。
そんなことで大切な授業時間を使われていたら、もったいないですよね?
もし、仮に授業内に過去問演習を入れるとしたら
生徒の問題に対する時間の掛け具合
「大問1でこのぐらい時間使っていて、引っかかった問題に何分もかけていた」
「あのできなかった問題を解く際に、こういう解法から入ったから止まってしまった」
というように正しいペース配分ができているか?
飛ばすべき問題に時間をかけていないか?
こういうことを事細かに観察している講師であるべきです。

英才個別学院 西浦和校では
ただ問題慣れさせたいのであれば
授業外の時間に演習してもらい
その上で解説よりも分かりやすい解説を入れるように講師に指導しています。

授業内に扱わせるとしたら
事細かに観察する必要がある場合です。

この夏、塾内でお子様方がどんな授業を受けているのか?
妙に演習時間が多くなっていたりしないか?
その演習中は講師がどんな動きをしているのか?
機会がありましたら、お子様に聞いてみても良いかもしれません。

いよいよ
お子様にとって大切な大切な夏休みを迎えます。
長い休み期間であり
「ちょっと様子を見ておくか」と考えていると
いつの間にか時間が過ぎていて
大切な夏を台無しにしかねません。
大切な夏だからこそ
有意義な時間を過ごせるように今一度点検してみてください。

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