2022.01.08 | 学習アドバイス
【理屈で覚える歴史①】古代の道具の変化 ~槍から弓矢へ~
【理屈で覚える歴史①】古代の道具の変化 ~槍から弓矢へ~
旧石器時代(~約12,000年前)
この時代は氷河時代と呼ばれ、平均気温は現在よりも7~8度低かったようです。
この頃はまだアジアは陸続きで、日本列島の形はできていなかったと言われています。
大陸からやってきたナウマン象やオオツノジカ、マンモスやヘラジカなどの大型動物が生息していたと言われています。
人間たちはその大型動物を狩り、食用にしたり毛皮を利用したりするために槍を使用していました。
縄文時代(約12,000年前~紀元前300年)
気温の温暖化により海面が上昇し、日本列島が形成されます。
また、気温が上がることにより落葉広葉樹林や照葉樹林が繁茂し森が形成されるようになりました。
食糧事情の変化によりナウマン象やマンモスは絶滅します。
その代わり木の実を食べるイノシシやシカといった中小動物が増えていきます。
これら動きの速い動物をしとめるために、これまでの槍では太刀打ちできなくなりました。
そこで、動きの速い動物をしとめるために考え出されたのが弓矢だったのです。
狩りの道具が槍から弓矢に変わった理屈でした。
※インスタでイラスト付きで解説しています。
「eisaieifk」で検索してみてください。
※歴史の解釈には諸説あります。
ここでお伝えしている内容はあくまでもテストや入試を目的とした暗記の手段としてのストーリーです。
他の解釈、事実等に興味がありましたら自分でも調べてみましょう。
※イラストは「いらすとや」さんから利用させていただきました。