勉強しているのに成績が上がらない
この仕事をしていて何度言われたかわからないワードです
○○しているのに△△にならない
以前の記事でも書きましたが、勉強は「時間」ではなく「量」です
「何時間勉強した」ではなく「何問解いたか」なら、割と成績と比例します
そして自分の過去の周囲にいた人や今の生徒を見ていて
「書いている量」は「成績に比例する」なぁ と思いました。
✖ 考えてから書く
〇 書いてから考える
✖ 頭を整理してから書く
〇 書きながら整理される
要は脳内だけで処理をしないことが大事かなと。
脳内のみにたよらず「書く」、書いたものを「見る」、脳内が「整理される」
「まとめる」ために、もう一度「書く(清書する)」、そして口に出して「話す」
逆説的ですが
「脳内で処理をしようとしない訓練」が、結果的に「脳内で処理できる能力を上昇させます」
処理能力が上がれば脳内で複数のことが出来るようになります、多くのものを覚えられるようになります
見て書いて覚えて整理してまとめる ここまでが「作業」(処理能力があれば短くなります)
出来なかったところを出来るようにする ここからが「勉強」(ここに時間をかけるべき)
ワークを見て覚えようとする子
ワークに書き込んで覚えようとする子
それを何度も書いて覚えようとする子
ワークを音読しながら、書いて覚えようとする子
それを友達同士で出し合ったりする子
ワークや教科書の解答を声に出しながら書いてまとめる子
まとめたものを、仕分けしてテストに備えられる子
下に行けば行くほど成績は上がります、意図もなく自然に身についている子もいます
そういう子はたいてい「あいつ勉強してないのに成績よいよね」と言われる子たちです。
ただこれらのことは「小学校」できちんと習っているはずです。
ひらがなや九九や漢字を覚えるときの方法ですね
あれは小学生低学年だからではなく、一番習得効率が高いのでやっているわけです
小学高学年や中学生になると「そんな時間ないよ~」という人も多いですが、本当ですか?
時間の無駄遣いしていませんか?
今サボった時間は、必ず後でツケが来ます、最終的にやり直すことになるので
そのときこそ「時間がない」ことになります
だから受験で一番重要なのは「時間の確保」なのだと思います
勉強の怖いところは
基礎力、処理能力が上がれば上がるほど少ない時間で成績が上がるので
日に日に実力は離れていきます・・・なので成績が落ちるのは簡単でも、上げるのは難しい
気がつくともう別次元に
そして気がついてからでは遅いことがほとんど、追いつくには本来の3倍も4倍も時間がかかります
スマホが一般的な時代で勉強のアプリも数多く
「書いて覚えろ」的なことを言うと昭和的に感じる人も多いと思いますが
私は勉強の基本は「書くこと」「話すこと」だと思っています。
その上でツールで便利に時間を短縮すればよいのかなと。
(勉強の出来る子はたいてい自分のマイツールや勝ちパターンを作っています
そこが短縮されるのは良いことですね)