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共通テストに思う事

2024.01.16 | 雑談

共通テストに思う事

共通テストに思う事
センター試験から共通テストに変わって4年目

色々な意見がありますね

「難しすぎる」「量が多い」「基礎学力を試すものではないのか」
などの否定的な意見をよく見ます


あくまでも個人的な意見ですが・・・

何言ってんの?という感じでしょうか。

理由は2つ
①試験内容は出題側が決める
②必要とされるスキルは日々高くなる

ですね、難しくなるのは当たり前です。
以下は独り言。


技術は原則として後退しません、求められる能力は年々上昇して当たり前なのです

留守番電話が出来て「電話番」が消え
自動改札が出来て「切符を切る仕事」がなくなり
青色LEDが出来て電車やバスの行先掲示板が見やすくなって・・・日々技術は進化しています
勉強面で言えば私の高校時代は衛星を利用した映像授業はありませんでした
夏期講習を受けるために夏休みに2週間ほど上京とか今では考えられないですよね
今では大学生(中学生でも出来ます)が海外の研究室と日々やり取りなんてのは日常風景ですが
それも技術革新によるインフラあってこそです、昔は電話やFAX、大昔は手紙です

昔の一流サラリーマンやデザイナーにしかできなかった資料作りは今の高校生でも出来ます
作業ベースのことは年々誰でも出来るようになっていきます
これは「多くの人が出来る事(作業)」に対する価値が下がり続けるという事です

なので・・・「出来る事」への要求は高くなっていきます
もしくは「出来る事」を違う視点から見てはどうだろうとなります。

特に英語は世界基準で見ると他科目よりも要求レベルが低すぎたので入試における難化は今後も進むでしょう
今の共通テストが難しいのではありません、過去のセンター試験が簡単すぎたという認識の方が適切です。
このような認識のない人が、やたら共通テストへの変化に反対するのだと思います

今では当たり前のリスニングも東大入試では30年以上前から実施しています(今より全然簡単でしたが)
新しい情報棟が独立して駒場キャンパスに新設されたのも丁度30年前です
入試は暗記不要で把握と理解と考察と表現が求められるのは昔からです。
昔は最上位層に求められていた能力が今は一般的な層にも徐々に求められるようになっているという事です
この流れは今後も変わりません。むしろ遅いぐらいだと思います。

こういう現場レベルのことは保護者様世代だと認識が難しいです
勉強の進度の速さ、必要なレベル、入試で求められるもの10年違えばガラッと変わります

ただ一つ言えることは「試験の合否は相手が決める事」というところです
試験が難しくなるのであればそれに合わせていく、もしくは違う道を探すしかないのです
○○から勉強を始める、この科目は○カ月で行ける、△△大学ならたいしたことない
推薦やAOは一般試験より楽、共通テスト(センター試験)は片手間で行けないとダメ・・・etc
保護者世代のイメージで考えると20~30年ズレます、ご不安なことがあればいつでもご相談ください

この入試形態の変化に多くの公立学校が対応出来ていないと感じます
教員を非難するつもりはありません、ただ教員のほとんどが旧時代の入試選抜の体験者です
そして集団授業形式では「探究」という名の科目になってしまい難しいのではと思います。

なぜ?どういう事?どう考える?どう関連がある?他にどういう考えがある?
このようなことを自分一人で展開して完結できる子は相当優秀です、ほっといても成績は伸びます
基本的には友人同士、保護者、もっと深い知見のある人と話す、ようなことが必要だと思います
太郎と花子のようなやり取りを普段やっている人からしてみれば共通テストは日常のやり取りと変わりません
成績の良い悪いに関わらず個別指導の一番の存在意義はそこだと私は考えています。

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