「受験には〇〇が大事!」
勉強時間、やる気、センス、努力、勤勉さ、継続力、諦めない力、体力・・・
計画性、親の教育、遺伝、経済力、家庭環境、友人関係、学校、担任・・・
様々なことが言われています
室長はどう思います?と言われますが
全学年共通して大前提は「時間(の危機意識)」です
受験は受験日までに、合格基準に達するか達しないかだけです
やる気が無かろうが、勤勉さが無かろうが、やるかやらないかだけです。
受験に重要な力は以下3つだと思います
継続力は大事です、勉強続けたせいで成績が下がることはありません
基礎力も大事です、基礎力がないと暗記に頼る苦しい勉強になります
体力も大事です、ベストの状況を維持するには健康が前提です
これら全てが揃っていて、さらにセンスとやる気まであったとしても
受験日に間に合わなければ、結果は変わりません。
「もっと時間があれば・・・」という嘆きは毎年聞きますが
「もっとセンスがあれば・・・」って聞きますか?
ほとんどの受験生は、「やり残し」を抱えたまま受験に向かいます
自分でもわかるのです
もっと時間があれば自分を高めることが出来るのに、やることもわかっているのに
受験日まで「時間」が足りない、と気がつき最後必死になる
特に上位校にチャレンジする場合は運頼みになるケースも多いです。
ちょっとまてと・・受験日はずっと前から決定しています、受験範囲も変わりません
高校/大学の合格者レベルもそこまでは変動しません
中学3年生なら高校受験は6か月後ですが、大学受験は3年6か月後
中学1年生なら高校受験は2年6か月後、大学受験は5年6か月後
小学6年生なら高校受験は3年6か月後、大学受験は6年6か月後
これは動きません、なので「勉強が終わる」「テスト終了で一区切り」なんてことはありません
この時間制限を理解できた生徒は、本当に強いです
やる気が出たから頑張る、ではなく、やる必要があるからやることを理解します
その結果、継続して頑張れる、自制が出来る
------------------------------------------------------------------------------
部活で頑張った子はこの感覚(大会までの逆算)を持っているので
引退後に周囲より早めに追い上げることが出来たりします、基礎学力がある前提ですが。
-------------------------------------------------------------------------------
①「勉強は頑張ればなんとかなる」
これは適切な指導と計画があれば事実です、東大合格でさえセンスだのやる気だのいらないです
大学受験程度なら基礎の積上からやれば平気です。
②「時間は頑張ってもなんともならない」
大学受験は浪人で「+1年」が出来ますが、高校受験は現実的ではないです。
③「だから先に頑張って後で調整する」
が王道になります。
どう考えても、早い時期に頑張ることが最適だと思います
「中3から頑張る」ではなく「中3で頑張らなくて良いように中2から頑張る」のようにね・・・
ただ頑張れば良いものでもないですし、早くから頑張ることが裏目に出る子もいます
それはまたお話ししたいと思います。