2025都立高校入試分析・解説 英語

尾山台校ブログOYAMADAI BLOG

トップ
教室のご案内
世田谷区の教室一覧
尾山台校
尾山台校ブログ
2025都立高校入試分析・解説 英語

2025.03.08 | 都立高校 入試問題分析・解説

2025都立高校入試分析・解説 英語

2025都立高校入試分析・解説 英語
2025年度都立高校入試問題分析・解説

英語





問題・正答表は、東京都教育委員会のHPからご確認頂けます。

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/ability_test/problem_and_answer/release20250221_n01

・大問1:リスニング 5問×4点(内1問記述問題)

出題形式は例年通り。記号4題・記述1題。

〔問題A〕
〈対話文1〉
質問は「Where are Yuji and Mary going to meet at ten on Sunday?」
Yujiの最後の発言内容が答えとなった。対話の中に場所を表す言葉はいくつも出てきていたので、
「どこに行くか」ではなく「どこで待ち合わせるか」を答える問題であるという意識を持つことが
できていれば、それほど正答率の下がるような問題ではなかっただろう。

〈対話文2〉
質問は「What will Grace and Bob do?」
「どこに行くつもりか」ではなく、「何をするつもりか」という形で質問されたため、答えの文の動詞から正しく選定してゆく必要があった。
Bobの「I will go there~.」のセリフで、「will go」の形が使われていること、そして、「there」が直前のGraceのセリフ内の「the restaurant」を指すこと、以上2点から正しい答えを導くことができたと考えられる。

〈対話文3〉
質問は「What does Sana want Tom to do?」
Sanaのセリフ内の「I want you to see it.」と、質問文中の<want+人+to V>の形に気が付けたかどうか、がポイントとなる問題であった。
Tom自身も「I really want to see it~.」と直後に発言していることから、印象に残るよう設定されていたようには感じる。
その後のSanaのセリフに「I want to read it.」と、似た形の文があることから選択肢【ウ】を選んでしまった受験生もいたかもしれない。
質問の文の主語・目的語の人が誰になっているか、ということを十分に注意して聞くことができたかが重要となった。

〔問題B〕
〈Question1〉
質問は「When did the flower shop open?」
冒頭でしっかりと説明がされていたので、聞き取りミスがなければ間違うことなく回答できただろう。その後の文章が長く続いため、質問が放送されたときには忘れてしまった、ということがあっても、英文の繰り返しを上手く活用して答えに辿り着くことはできただろう。

〈Question2〉
質問は「What can people do with the comedians in the event hall after the show?」
こちらはリスニング内唯一の記述問題。聞き取った内容を正確に表記することが求められる。
毎年、多くの受験生が苦戦する問題でもある。
答えは分かっているがどう書けばよいのか、と悩む人も少なくないだろう。
今回は文章中の「After the show, you can take pictures with the comedians in the hall.」の部分を聞き取ること、質問文中に「can」が含まれていることから、答えの文にも「can」を含む必要があること、質問文と上記該当文が、動詞以降ほとんど同じ形で書かれていること、に気が付けた人は正しく記述できたのではないだろうか。
一点注意すべきは、本文では主語が「you」であったが、質問文では「people」となっているため、答えは「they」へ変換する必要があったということである。

〈大問1まとめ〉
難易度は例年並み。特段難しい英文は〔問題A〕〔問題B〕共になかったと感じる。
記号4題分に関しては、どの受験生にも正しく聞き取り正解に辿り着いていてほしいところではある。
欲を言えば、今年度は記述も正しく書けていることが理想的ではある。
80点後半~90点代を目標としていた受験生にはできていてほしいところだ。

・大問2:図表を使った読解 3問×4点
              自由英作文 12点
〔1〕週末の予定について。
今回はチラシが資料として載せられた。
(A)の穴埋めは、空欄前のLucyと空欄直前それぞれの発言の流れから、すぐに【Sunday】を選択することができただろう。
(B)の穴埋めは、空欄前のLucyとAkariの発言と空欄直後のAkariの発言を全て合わせて見てゆくことで【Ajisai Station】を選択することができただろう。
特に、空欄前のLucyの「I'm not sure. ~ But I've never taken the North Line. I usually take the South Line~.」と空欄直後のAkariの「Then you can use the line that you usually use.」この2つの文が答えを決める際の大きなポイントとなったと考えられる。
こちらは(A)と比べると、少し答えを決めるまでに時間を要したと考えられる。

〔2〕午後の予定について。
今回はパンフレットが資料として載せられた。
(A)の穴埋めは、空欄直後の「I want to make one for my sister.」の情報だけでは選択肢2つのどちらが答えとなってもおかしくはない状況となるため、その先まで読み進めてゆく必要があった。
Akariの発言を挟み、その後のLucyの発言「We will be able to enjoy them for about one hour before the activities that start at three o'clock.」から、【Making a Key Ring】と【Making a Photo Frame】それぞれの終了時刻を確認することで【Making a Key Ring】を選択できただろう。
焦って答えを決めることなく、確実な情報を得られるまで内容を見てゆくことが大切である。
(B)の穴埋めは、答えとなる【Wadaiko】という言葉は実は対話文中には登場してきていない。そのため、代名詞によく注目しながら読んでゆく
ことが大きなポイントとなった。Akariの「What should we do from three o'clock?」から最後までの流れを全て確認する必要があり、中でも終盤のLucyの発言「I see. Well, I know about the other activity. I have played one in a music class before.~」と「I want to do it again.」が答えに繋がる決め手となった。ここで重要なのは、「the other」が何を指すか、である。これより前の段階でもう片方の選択肢【Kendama】が出てきていたため、これが【Wadaiko】を表している、とすぐに気が付いてほしいところではある。そして、その後の「it」が指すもの、最後の「again」が「I have played ~.」の内容を指すことを踏まえると【Wadaiko】を選択することができただろう。
読み飛ばして良い箇所がない分、答えに辿り着くまでの工程は多いように見えるが、順を追って見てゆけば答えはすぐに決められたと考えられる。

予定についての対話文を考えてゆく際は、まずこの話しをしている時点が「いつ」「どこ」であるのかなど、正確な時刻やいる場所が明記されている場合はそこを始めに確認しておく必要がある。


〔3〕本文内容一致の問題
本文Eメール内の15,16文目の内容と、選択肢ウが一致。
ア、イ、エ、も一見正解に見える部分もあるが、本文内容とは名詞一語や対象者が変えられていたり、本文内容とは異なる表記があるため答えとはならない。

【自由英作文】
例年通り、Eメールの内容を完成させるという形式で出題された。
今回のテーマは「Do you have something that you want to practice more?」であった。

英作文を書く際の条件として

・3つの英文で書く
・前後の文につながるように書き、全体としてまとまりのある内容にする
・伝えたい内容を一つ取り上げ、それを取り上げた理由を書く

が挙げられる。

※3文で書くという条件のため、1文しか書かれていなかった場合8点減点。2文の場合4点減点となる。また、大文字・小文字、綴り、文法、符号の間違えは1か所につき1点減点となる。

1文、2文、3文、いずれにしても、文法や綴りの間違えが多くなればなるほど減点されていく方式であるため、いかに間違えなく英文を書くか、という点が重要となる。
自分が本来書きたい内容が英語で思いつかない、使いたい単語の綴りが分からない、といった状況に置かれたとき、内容を変える、使う単語を変えるなど、臨機応変に対応できた受験生は点数を稼ぐことができたであろう。
70点以上を目指す受験生には、3文正確に書ききってほしいところではある。

〈大問2まとめ〉
難易度は大方例年並みであったが、昨年度と比べるとやや平易したようにも感じられる。
〔1〕〔2〕〔3〕の記号問題に関しては、与えられた情報を焦らず丁寧に取捨選択してゆくことが、正解に辿り着く一番の近道となっただろう。
英作文に関しても、練習の段階で一度は書いたことのあるような内容になったのではないだろうか。勉強やスポーツ、その他の活動など、受験生たちにとって身近で具体例の出しやすいテーマとなったため、あまり慌てることなく書くことができたと考えられる。


・大問3:会話文読解 7問×4点

出題形式は例年通り。記号7題。

〔問1〕下線部の発言の内容を問う問題
下線部直前の内容から、選択肢ウが答えとなることが分かる。
主語がOliviaであることを踏まえると、他の選択肢が答えとなる可能性は極めて低いと判断できるため、ここは正答率が高くなると予想される。

〔問2〕下線部の発言の理由を問う問題
例年頻出される下線部内【that】の指す内容理解を問う問題。
下線部前のOlivia(2番目)とYuka(5番目)の発言から、選択肢アが答えとなることが分かる。
問1同様、他の選択肢は答えとなる可能性は極めて低いと判断できる内容となった。
thatの指す内容として、すぐに直前の文に注目することができていれば、悩むことなく正解に辿り着けただろう。

〔問3〕下線部の内容を使った空欄補充の問題
ここは少し慎重に答えを探してほしい問題であった。
問2までの問題は、下線部直前の内容が答えに繋がってきていたが、今回は下線部より後ろが解答の根拠となった。
下線部の直後にAkito(5番目)が「What do you mean?」と質問していることから、その後に詳しい説明がなされていることが読み取れる。
それに対するOlivia(6番目)の答えの2文目「I found out why some prefectures have become famous for their local products.」と各選択肢の内容の一致を確認した上で、選択肢イが答えとなることが分かる。
他ア、ウ、エの内容は、本文中に書かれているように見えるものばかりではあるが、一部変更が加えられているものもある、そして何より全て下線部より前に書かれている、というところから答えに選ぶことはできないと判断できただろう。

〔問4〕下線部の発言の理由を問う問題
下線部直後にOlivia(7番目)が「What was interesting about it, Koji?」と質問していることから、それに対する返答が下線部の理由となることが推測できる。次のKoji(5番目)の「The word ''free'' was used with different meanings. I didn't know why ''free'' was used in that way.」という返答から、選択肢エが答えとなることが分かる。
ア、イの内容も下線部直前の文とかなり似てはいるため、少し悩んだ受験生もいた可能性はあるが、本文とは一部内容の変更が加わっていること、何より、下線部の〔理由〕とはならないことに気が付くことができていればエに辿り着けただろう。

〔問5〕下線部の発言の内容を問う問題
例年頻出される下線部内【that】の指す内容理解を問う問題。
下線部直前のKoji(7番目)の発言「There are some other~. How about looking for~.」から、選択肢イが答えとなることが分かる。
「How about~.」の内容が答えの決め手になるため、そこに気が付けことができれば、他の選択肢を選ぶことはまずないだろう。

〔問6〕空欄補充の問題
昨年に続き1語の空欄補充問題出題された。
空欄を含む文の主語となっているOliviaの発言に注目した上で、文中の「her favorite Japanese food」の部分が具体的に何を指すかを考えながら答えを決めてゆく必要がある。
本文中のOlivia(4番目)の発言「Onigiri is my favorite.」から、上記が「Onigiri」を指すことが分かる。
そこからOliviaが「何からおにぎりについて学んだか」を考えてゆく必要があるが、Olivia(6番目)の発言「First, I checked some websites to learn about onigiri.」とあることから、空欄には【websites】が入ることがすぐに分かるだろう。

〔問7〕本文内容を踏まえた空欄補充の問題
本文を踏まえ、登場人物の日記の一部の空欄(A)と(B)を埋めてゆく問題。今回は、(A)(B)それぞれ2回ずつ出てきているため、前半後半どちらか自分にとって分かりやすい方で答えを探してゆくことができたのではないだろうか。
(A)の穴埋めは、答えは【taught】となる。
今回は2つ目の方で考えてゆくほうが素早く的確に答えを出せたように感じた。
1つ目で何とか答えを出そうとした人は、本文に同様の表記がないため言い換えを考えなくてはならずやや時間がかかった可能性もある。
だが、2つ目の方は、この問題で与えられた日記の文からの情報だけでも答えを出すことができた。
(A)を含む文の前の一文を見ると「When Koji wanted to learn~, he asked a teacher, Ms. Evans.」とある。その直後「She 〔(A)〕 him about~.」となるため、この「She」が「Ms.Evans」を指すこと、「he(Koji)asked」が「先生に尋ねた」ということが分かれば、次の文の動詞は【taught】に間違いなく決まるだろう。
本文内容との一致を考えると、Koji(6番目)の発言の3文目から【taught】が当てはまることが分かる。

(B)の穴埋めは、答えは【chance】となる。
(A)同様、こちらも1つ目の方は本文に同様の表記がないため、2つ目の方で考えてゆくほうが素早く的確に答えを出せたように感じた。
若干表記は変わっているが、Akito(11番目)の発言の2文目「I think that learning more about this town may be a good chance to enjoy learning~.」から、【chance】が当てはまることが分かる。

〈大問3まとめ〉
問題難易度は大方例年並みではあるが、昨年同様本文の脚注が極端に少なかった、という点が印象的。
だが、昨年と比べると、より脚注なしでも理解にさほど影響のない内容となっていたように感じられる。
例年通り下線部内【that】の指す内容理解を問う問題も変わらず出題された。いずれも直前の発言内容が答えに結び付くようにできていたため、日頃から答えを導く手順を意識していた受験生はすぐに回答できたのではないだろうか

・大問4:長文読解  7問×4点(内1問完答問題)

出題形式は例年通り。記号7題。※問2の並び替えは完答問題。途中点なし。

〔問1〕下線部の発言の内容を問う問題(下線部内【that】の指す内容理解を問う問題。)
下線部内のthatが指す内容は、直前の第1段落6文目となるため、選択肢ウが答えとなる。

〔問2〕本文内容並び替え問題 ※完答
例年通り、問2での並び替え問題の出題となった。
各選択肢の内容該当範囲は以下の通りである。
選択肢ア:第2段落15文目
選択肢イ:第5段落16文目
選択肢ウ:第2段落1文目
選択肢エ:第3段落8文目
よって、答えは【ウ→ア→エ→イ】となる。
完答問題であり、1つでも間違えると点数にはならないため慎重に解く必要があった。練習の段階から戦略を立てて準備していた受験生は、時間との戦いになったとは思うが落ち着いてできたのではないだろうか。

〔問3〕空欄補充の問題 (全3問)
(1)空欄を含む内容にあたるのは第2段落5~6文目であることから、選択肢イが答えとなる。
どの選択肢も文の入り「Kento was」が共通であったため、その後ろにくる動詞のing形から先を考える必要があったが、6文目と選択肢イの文が全く同じであることから、すぐに答えを見つけることはできたと考える。
非常に分かりやすく書かれているため、ここは時間を掛けずに進んでほしい問題であった。

(2)空欄を含む内容にあたるのは第3段落5~6文目であることから、選択肢ウが答えとなる。
まず、空欄前「,」までの文の始めが「After Shota got home~」となっていることから、答えを探す範囲を第3段落に絞り込むことができたかがポイントの一つとして挙げられる。空欄を含む文が「Emi told him that」と始まっていることから、EmiがShotaに向けて発言している箇所を探して行くと、5文目に「She said~」とあり、Emiが発言者となることが分かる。その直後に「You should stop worrying~」とあり、それが選択肢ウと全く同じであることから、⑴同様、すぐに答えを見つけることができたと考える。


(3)空欄を含む内容にあたるのは第5段落2~3文目であることから、選択肢アが答えとなる。
空欄直前が「On the local sports day,」となっていることから、答えを探す範囲を第5段落に絞り込むことができたかが⑵同様ポイントの一つとして挙げられる。
⑴⑵と比べると、少し本文と表記が変えられている箇所もあるため、答えを決めるまでに少し時間を要した可能性もある。
どの選択肢も主語は「Shota」であるため、動詞から先を考えてゆく必要があったが、他の選択肢を見ると、動詞以降の内容が本文とは一致しないものとなっていた。2文目は「Shota was nervous,~」となっているため、選択肢ウが目についた人もいたかもしれないが、それ以降が本文とは逆の内容となっていることに気が付ければ、すぐに軌道修正はできただろう。
本文と選択肢ア、どちらにも形を変えることなく入っていた「to guide people to gates」の部分から答えに辿り着いた受験生が多かったのではないだろうか。

〔問4〕本文内容に関する質問に答える問題 (全2問)
(1)
質問は「Why did Emi show Shota a poster about the local sports day?」
本文第4段落に「Emi showed Shota a poster about the local sports day.」とあることから、同段落に注目すべきことが分かる。
どの選択肢も「Because she」までが共通で、その後ろの動詞が「hoped」か「wanted」のどちらかの形となっていた。
第4段落3~4文目、特に4文目に注目すると「I hoped~」となっていることから、選択肢2ア・イの2択にまずは絞り込めるだろう。
そこから更に内容を見てゆくと、選択肢アは「for him」以降の内容が本文とは一致せず、選択肢イは「for him」以降の内容も先程の3~4文目部分と一致することから、選択肢イが答えとなることが分かる。

(2)
質問は「What did Shota learn through the experience of his volunteer work?」
「Shota learn through the experience of his volunteer work」となっていることから、活動の内容から答えを探す必要があると考えた上で、最終第6段落に注目すべきことが分かる。
どの選択肢も「He learned that」までは共通しているため、that節の中身の正誤を考えてゆくと、第6段落6~7文目に「''I learned~, It is important for me to take~.」とあることから、選択肢エが答えとなることが分かる。

〈大問4まとめ〉
難易度は大方例年並みであったが、昨年同様やや平易したようにも感じられる。
並びかえ問題での正答率の開きは出てくると考えられるが、それ以外の問1・3・4はどの受験生にも間違えずに解答してほしい内容であった。
どの問題も、答えを探す際に本文のどの辺りに注目すべきか、が分かりやすくなっていたように感じる。
特段、選択肢4つを見比べ悩むようなものもなかったのではないだろうか。英文も、脚注をそれほど確認せずとも読み進めることができるような内容であった。
ここで点数を満点近く取れた受験生が多くいても全くおかしくないと言えるだろう。


《2025年度総評》
全体を通して、難易度は例年並みかやや平易したと言えるだろう。
各大問、あまり複雑なことは聞かれておらず、本文内容をよく確認すれば答えに辿り着ける問題が大半を占めているように感じた。
それから、昨年同様、大問3・4共に、脚注が非常に少なかったという点が特に印象に残る内容となった。
英語の問題とは言え、表記が「英語」になっただけでやるべきことは国語と同様であることから、知識や対応力が必要とされた問題はあったものの、各々の持つ「読解力」がどれほどであるかを問われる問題が多くあったように思う。


分析担当 寄田

OTHER他の記事

無料体験・相談 資料請求 LINE相談
無料体験・個別学習相談会
資料請求