しっかりお勉強しておきましょう!
◆大問2(世界地理)15点分
〔問1*〕雨温図 地図文章と雨温図を組み合わせる問題。
資料Ⅰに「冬に比べて夏に乾燥する気候」という点から、雨温図は『ア』か『イ』であることが分かる。
ここから、他の要素で国を特定していく。
資料Ⅰに「二つの大陸に挟まれた(ユーラシア大陸・アフリカ大陸)」「パン」「乳製品」というヒントから、『C(ギリシャ)』に辿り着けるでしょう。
そこから、雨温図に戻り『ア』だと気温が高すぎることから、『イ』が正解になります。
ア=B(オマーン)、ウ=A(ニュージーランド)、エ=D(ノルウェー)
〔問2*〕農業
国ととうもろこしの生産量などの特徴を組み合わせる問題。
この手の問題は、まずどの国が選択肢になっているかを最初に確認しましょう。
P=ブラジル、Q=カナダ、R=ケニア、S=フランス
そして、分かりやすいものからペアを作っていきましょう。
イ「世界で2番目に広い面積であるこの国は」=Q(カナダ)
エ「大豆やコーヒー豆の輸出国で知られるこの国」=P(ブラジル)
ウ「1993年に発足した組織=EU」=S(フランス)
ア「ジャガイモや豆と混ぜたりして主食」=R(ケニア)
アとウの難易度は知識量によって異なりますが、イ・エは絶対に分かってほしいです。
〔問3*〕日本と関りがある国々
資料Ⅱの文章で述べている国と資料Ⅰのどれに当てはまるものを答える問題。
数字が書かれている場合は、必ず数字をみましょう!!
資料Ⅱより
「2010年に比べて2023年では人口が1.2倍以上」=資料Ⅰの「ア・イ・ウ」
「国民総所得は横ばい」=資料Ⅰの「ア」
「日経現地法人数が約2倍」=資料Ⅰの「ア」
となるので、資料Ⅰは「ア」で確定。
ここから、国名を当てていく。
W=ボリビア、X=ドミニカ共和国、Y=マレーシア、Z=ナイジェリア
再度資料Ⅱに戻り、
「イギリスから独立した」=Y(マレーシア)、Z(ナイジェリア)
ドミニカ共和国は、スペイン・フランスなどの植民地。ボリビアは、スペインの植民地。
マレーシアは、ポルトガル・オランダ・イギリスなどの植民地。ナイジェリアは、イギリスの植民地。
「石油資源に依存」=資源が豊かな国=W(ボリビア)、Z(ナイジェリア)
ただ、W(ボリビア)は鉱物・エネルギー資源がメイン。Z(ナイジェリア)は原油と天然ガスがメイン。
≪大問2総評≫
問1の雨温図の問題は、毎年出題されているので、国々の気候と国々の有名な産業は必ず暗記しておきたい。
問2は、EUの発足年に気付けるかが鍵でした。
ですが、カナダとブラジルを当てはめた後、冷静にフランスの主食がパンだということが分かればもっと簡単に解けます。
問3は、ここ数年でよくヒントとして出てくる「〇〇から独立」という植民地の知識を入れておきたいところでした。
国の特徴は、しっかり知識として入れていきましょう!
◆大問3(日本地理)15点分
〔問1*〕自然環境と県庁所在地の様子
ア:「南西部にはリアス式海岸」、「日本で最古の温泉の1つ」=道後温泉
>上記ヒントより、『C愛媛県』
イ:「南北方向に山脈」=奥羽山脈、「山脈と産地の間を流れている河川」
>上記ヒントより、『A山形県』
ウ:「北部などにはリアス式海岸」、「江戸時代末に条約により開港」
>上記ヒントより、『D長崎県』
エ:「東部・西部・北部を山地に囲まれて」
>上記ヒントより、『B栃木県』
ウ・エが比較的簡単に決まり、ア・イはその県の特徴の知識があるかどうかが明暗を分けたでしょう。
〔問2〕中部地方について
「人口100万人以上の都市の数・政令指定都市の数」を覚えている生徒はほぼいないと思います。
そうなると、「最も人口が多い都市の様子」で選ばないといけません。
「東北地方・中部地方・近畿地方・九州地方」の最も人口が多い都市を知らなければ、この問題は飛ばした方が賢明でしょう。
東北地方=仙台市(宮城県)・中部地方=名古屋市(愛知県)・近畿地方=大阪市(大阪府)・九州地方=福岡市(福岡県)
これが分かれば、「2024年の人口」や「この地方の~に位置しており」から、それぞれの都市を当てはめていく方法が良いと思います。
ア=中部地方、イ=近畿地方、ウ=九州地方、エ=東北地方
〔問3記述〕土地利用の変化
記述問題での鉄則は「誰が読んでも分かるように書く」ことと「お題に沿った内容を書く」です!!!
少しくどくても丁寧に資料に載っている言葉を使うこと。
問題文に「1997年と比較した2019年における太線で囲まれた範囲の土地利用の変化」について
「2019年における太線で囲まれた範囲に設備された施設の共通点に着目」と指示があるので、それを必ず意識して書く。
資料Ⅰより
・高崎市内外から人を呼び込みための集客施設
資料Ⅱより
・工場が高崎アリーナになっている
・駐車場が高崎芸術劇場になっている
上記3点を把握できれば、簡単に書けたと思います。
≪大問3総評≫
日本地理も昨年と出題方式は変わっていない。
問1では、スタンダードな各都道府県の地理的な特徴が出題されたので、こういった問題は確実に点数を取りたい。
記述問題も、社会の知識というよりは、資料を正しく読めているかが大事なので、頑張って書いてほしい。
しかし、問2は二段階知識を使って解く必要があったので、難しかったと思います。
満点を狙っている生徒以外は、この問題で時間を使うより次の問題へ進んだほうが良かったでしょう。
◆大問4(歴史)20点分
〔問1*〕飛鳥時代~鎌倉時代にかけてもたらされた道具や信仰について述べられているものを、古いものから順に並べる問題です。
ア:平安京=794年、金剛峯寺を建立=816年、これらの特徴から「平安時代794~1185」
イ:大宝律令=701年、鑑真が来日=753年、唐招提寺を建立=759年、これらの特徴から「奈良時代710~794」
ウ:法隆寺を建立=607年、この特徴から「飛鳥時代592~710」
エ:宋=960~1279年、建仁寺を建立=1202年、これらの特徴から「鎌倉時代1185~1333」
答えは、ウ→イ→ア→エとなる。
〔問2*〕室町時代~江戸時代にかけての政治などに関する出来事について述べた文と、その場所を組み合わせる問題です。
ア:応仁の乱が始まった(1467年)=京都府
イ:徳川家光、参勤交代=東京都
ウ:織田信長、七重の天守をもつ城=滋賀県
エ:ポルトガル人、鉄砲=鹿児島県(種子島)
出来事がどの都道府県で起こったかを問う問題でした。
B(滋賀県)に当てはまるのは、ウですね。
〔問3記述〕工場
記述問題での鉄則は「誰が読んでも分かるように書く」ことと「お題に沿った内容を書く」です!!!(何度でも言います)
少しくどくても丁寧に資料に載っている言葉を使うこと。
問題文に「ⅠとⅡの資料を活用」「1872年に富岡製糸場を設立した目的に着目」と指示があるので、それを必ず意識して書く。
資料Ⅰ>職人たちの手本とするため、富岡製糸場を建設した←目的の答えを書いてくれています。
資料Ⅱ>1872年以降、機械(器械)製糸場数・府県数のどちらも増えている。
上記2点を把握できれば、簡単に書けたと思います。
〔問4*〕大正時代~平成時代にかけて電化製品の製造や販売などに関する主な出来事と年表を組み合わせる問題です。
ア:アジアでの開催が初めてとなるオリンピック・パラリンピック=1964年
イ:二度にわたる石油危機=1973年・1979年
ウ:日本に対する占領政策が進む、GHQ=WWⅡ後の1945年~1952年
エ:第一次世界大戦中=1914年~1918年
≪大問4総評≫
昨年と同様、大問4に記述問題が出題されました。
来年度もおそらく記述は3題のままではないかと思います。
その他の問題は例年通りの出題傾向。歴史は幅広く年代や人物・政治・条例など暗記の必要がある。
やはり早い時期からコツコツと努力してもらいたいです。
◆大問5(公民)20点分
〔問1〕国民年金法
国民年金法について書かれている条文を選ぶ問題。
ア:日本国憲法第22条(居住・移転および職業選択の自由)
イ:日本国憲法第25条(生存権・社会福祉)
ウ:日本国憲法第29条(財産権)
エ:日本国憲法第27条(勤労の権利と義務)
〔問2〕租税収入・歳出総額・公債発行額とグラフを組み合わせる問題です。
資料Ⅱで述べれらている文章を読むと、
「政府が主に財政赤字を補うことを目的に国民等から借り入れた収入」と書かれていますので、「公債発行額」。
「世界金融危機(世界同時不況)が発生した年から翌年にかけて 5 割以上の増加を記録し」
というヒントがあります。
「世界金融危機(世界同時不況)が発生した年=2008年リーマンショック」
「発生した年から翌年=2009年」
ア:2008年85→2009年100
イ:2008年45→2009年40
ウ:2008年30→2009年50
5割以上の増加を記録しているのは、「ウ」だけです。
〔問3〕衆議院の優越
まず、「衆議院の優越」が、どんな時に適用されるのか思い出しましょう。
「予算」「条約」「内閣総理大臣の指名」「法律案」「内閣不信任」などを中学校では学んでいますね。
その中で、『文章で述べられている手順を同じ経過を辿るもの』という指定があるので、
「予算」「条約」「内閣総理大臣の指名」となります。
なので、答えは「エ:条約の承認」です。
ちなみに、「ア:憲法改正の発議」には衆議院の優越はありません。
〔問4記述〕交通
記述問題での鉄則は「誰が読んでも分かるように書く」ことと「お題に沿った内容を書く」です。(3回目)
少しくどくても丁寧に資料に載っている言葉を使うこと。
問題文に「Ⅰ~Ⅲの資料を活用」「この法律の施行前と比べた施行後のノンステップバスの車両数の変化について」
「ノンステップバスを新規に導入する際の国による支援措置に着目」と指示があるので、それを必ず意識して書く。
資料Ⅰ>国が,必要な資金の確保やその他の措置を講じるように努めることが定められた。
資料Ⅱ>国が,一定額の予算を計上し,経費の一部を補助する。国が,法人税等の負担を軽くする等,税制上の措置を講じる。
資料Ⅲ>2000年に交通バリアフリー方が施行された。2000年以降それまでより増加率が上がっている。
上記3点を把握できれば、簡単に書けたと思います。
≪大問5総評≫
問1,問3は、公民の基礎的な知識が入っていれば難しくなかったと思います。
問2は、きちんとグラフを読み取れるかが鍵でしたね。
問4の記述は、一見難しく見えますが、資料に書かれている言葉を素直に使えば正解できます。
◆大問6(融合問題)15点分
〔問1*〕地理
昨年に引き続き、、、普通に世界地理ですね。
融合問題枠だった頃の大問6はもう戻ってこないのでしょうか。
ア:「1840年に起こった戦争=アヘン戦争」=D中国
イ:「インド洋と南シナ海をつなぐ海峡の南端に位置」「1819 年にイギリスの東インド会社」=Cシンガポール
ウ:「初代大統領となるワシントン」=Aアメリカ
エ:「大陸の南端部に位置」「バスコ・ダ・ガマが喜望峰回りの航路=アフリカ経由でインドに到着」=B南アフリカ共和国
A~Dの国をザっとみて、ウ=A・エ=B、イ=C・残ったア=Dと決めていくのが分かりやすいかと思います。
〔問2〕歴史
これは、、、普通に歴史ですね。
資料Ⅱの文章で述べている時期に、Ⅰの略年表を組み合わせる問題。
資料Ⅱ>「冷戦=1947~1989年」「ソ連解体後=1991年~」
となることから、エの時期だと分かります。
〔問3〕地理
これは、、、一応日本地理なのかな。日本の空港に関する問題。
資料Ⅰのグラフを見ると、アが79.6%とぶっちぎりですね。
アジア州,ヨーロッパ州,北アメリカ州,オセアニア州の中だと、日本に近いアジア州が最も訪日している総数が多いです。
なので、州は「アジア州」で決定。
資料Ⅲを読むと、「①東京の空港利用割合は4割」「②東京以外の空港を利用する割合が他の州より高い」というヒントがありますので、
①成田国際空港28.9+東京国際空港11.7=40.6%になり、
②イ・ウ・エより新千歳空港・中部国際空港・関西国際空港・福岡空港・那覇空港の利用者が多い「ア」を選びましょう。
≪大問6総評≫
問3は、正解してほしいですね。資料Ⅲを読めば答えにすぐ辿り着きました。
昨年は問2にもう少し地理要素があって、「歴史+地理の融合問題」になっていましたが、今年は普通に歴史の問題ですね。
知識はなんぼあっても良いですので、しっかり暗記しておきたいですね。
≪≪社会総評≫≫
2026年度社会の問題は、以下のような配分となりました。
総問題数20問
*…完答問題 8問
記述…記述問題 3問
1問5点という配点からも、少ないヒントで解けるように暗記は必要です。
暗記することが多いため、早い時期からコツコツ暗記を進めてもらう必要があります。
何がヒントになるかは予測できない為、幅広く時代や人物・出来事・国の特色や権利などを知っておく必要もあります。
でないと、ヒントが散りばめられていることにも気づかず、勘で回答をする羽目になりますよ。
記述問題は3問のままでしたが、昨年度と同じ数でしたので、ある程度準備している生徒も多かったと思います。
どれだけ減点されずに記述が書けるかは、大事なポイントです。
2026年度の平均点が6月頃発表予定ですが、昨年度より平均点は同じぐらいではないかと思います。
記述問題が簡単になっているように感じました。資料にほぼ答えが書いてあるので、気付いて写し書けば部分点はもらえますね。
2026年度受験生の皆さん、お疲れ様でした。
以下、過去の平均点と問題配分。
2025年度 平均59.9点
完答問題 8問
記述問題 3問
2024年度 平均55.5点
完答問題 11問
記述問題 3問
2023年度 平均55.6点
完答問題 9問
記述問題 2問
2022年度 平均49.2点
完答問題 10問
記述問題 2問
2021年度 平均54.6点
完答問題 11問
記述問題 2問
分析担当 栗林