2026都立高校入試分析・解説 英語

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2026都立高校入試分析・解説 英語

2026.03.12 | 都立高校 入試問題分析・解説

2026都立高校入試分析・解説 英語

2026都立高校入試分析・解説 英語
2026年度都立高校入試問題分析・解説

英語





問題・正答表は、東京都教育委員会のHPからご確認頂けます。


・大問1:リスニング 5問×4点(内1問記述問題)

出題形式は例年通り。記号4題・記述1題。

〔問題A〕
〈対話文1〉
質問は「What is the best way for Becky to learn Japanese?」
Beckyの3番目の発言2文目~4文目から答えを導く問題であった。
2文目に「I read picture books~.」とあるため、その後の3文目の主語「They」が何を指すか、
4文目の主語「That」が何を指すかが分かれば、答えに悩むことはなかっただろう。
読解問題であれば、順を追って代名詞の指すものを逆算して探すことができるが、
リスニングとなると、前の文がどのような内容であったか自分の記憶を辿るしかないため、どの発言も慎重に聞いておく必要がある。

〈対話文2〉
質問は「Who will Yumi and John ask to help them?」
Johnの3番目の発言と、Yumiの4番目の発言から答えを導く問題であった。
Johnの「~, how about going to ask one of my classmates, Ayaka.」という提案に対し、
Yumiが「Let's ask her to help us.」と返答していることから、答えは【Ayaka】であることが分かる。
対話文1同様、代名詞の指すものを正確に捉える必要があった。

〈対話文3〉
質問は「What wii Mike buy for his sister as a birthday present?」
Kateの4番目の発言と、Mikeの5番目の発言から答えを導く問題であった。
Kateの「How about buying a Great Rabbits' T-shirt?」という提案に対し、
Mikeが「I'll do that.」と最後に返答していることから、答えは【A Great Rabbits' T-shirt】であることがわかる。
この問題で注意が必要となったのは、この会話より前の時点で、
他の選択肢にある【New soccer shoes】や【A soccer ball】が候補として出てきていたことである。
最終的に何を贈ることに決めたか、一つずつ会話の流れを思い出して考えることが大切である。

〔問題B〕
〈Question1〉
質問は「How long has Helen worked at the school?」
この問題は、正答率100%になるのではないだろうか。
と思ってしまうほど、分かりやすい問題であったと考えている。
本文3文目に「I have worked here for two months.」とあることから、
答えは【For two months】であることが分かる。
仮に一度目の放送では決められなかったとしても、繰り返しを聞けば必ず答えに辿り着けただろう。
かなりのサービス問題となった印象。

〈Question2〉
質問は「Why is Helen going to go to the town theater next month?」
こちらはリスニング内唯一の記述問題。聞き取った内容を正確に表記することが求められる。
毎年、多くの受験生が苦戦する問題でもある。
答えは分かっているがどう書けばよいのか、と悩む人も少なくないだろう。
本文17文目に「I'm going to go there to listen to the songs.」とあるため、
文中の【there】が前文の【the town theater】を指していることが分かれば、
【to listen】から先が答えになることが分かるだろう。
【Why】を用いた目的を尋ねる疑問文に、不定詞<to+動詞の原形>の副詞的用法で回答する
という知識があればなお良かっただろう。
昨年度より難度が下がった印象

〈大問1まとめ〉
難易度は例年並み。昨年同様、特段難しい英文は〔問題A〕〔問題B〕共になかったと感じる。
記号4題分に関しては、どの受験生にも正しく聞き取り正解に辿り着いていてほしいところではある。
どの問題も、英文とquestionの繰り返しを聞くことで、確実に答えに辿り着けるはずだ。
欲を言えば、最後の記述問題も完答してほしいレベルではあった。
80点後半~90点代を目標としていた受験生には全問できていてほしいところだ。

・大問2:図表を使った読解 3問×4点
              自由英作文 12点
〔1〕調査結果について。
今回はグラフが資料として載せられた。
(A)の穴埋めは、空欄直後に続くRyotaの発言と、その後のPaulの発言2文目に注意深く目を向ける必要があった。
空欄直後の内容を頼りに、【Chopsticks】を選択した受験生が多くいたのではないかと予想される。
だが、その後のPaulの発言の2文目に「But it is next to the most popular gift in the survey.」とあることから、(A)に入るものは、その調査で最も人気のあるものの次になるものであるということが分かる。
このPaulによる、But以下の発言内容を見逃してしまうと、答えを間違うことは容易である。
空欄直後だけで答えを決めきるのではなく、本当にここで決めきって良いのか、ということを少し先まで読んでから判断すると間違えは減ってゆくだろう。

(B)の穴埋めは、空欄直後に続くPaulの発言と、その後のRyotaの発言2文目に注目する必要があった。
Paulの「They are traditional and can be used~.」から、traditionalまでは選択肢2つのどちらも当てはまりそうだが、can be usedと続いた辺りで【Green tea】の選択肢が外れてゆく受験生も少なくなかったのではないだろうか。
とはいえ、ここまででは少々決め手に欠けるため、その後のRyotaの発言内容までよく確認はすべきである。
そのRyotaの発言内のbecauseから先をみると「~ will get dry quickly.」とある。
「すぐに乾く」ということは、答えは【Tenugui】になる、とここで確信を持って決めることができただろう。


〔2〕イベントでの予定について。
今回はイベントプログラムが資料として載せられた。
(A)の穴埋めは、空欄後のRyotaの5番目の発言と、その後のPaulの5番目の発言に注目する必要があった。
Ryotaの「It sounds interesting to make something,~」から、「何かを作る」ということは分かるが、この時点では選択肢2つのどちらも可能性がありそうな状態である。そこで、その後のPaulの5番目の発言2文目を見ると、「We can enjoy foods from other countries~.」とあることから、答えは【Cooking lesson】に決めることができただろう。

(B)の穴埋めは、直前の内容だけでは答えは決められない問題であった。
注目すべき最重要ポイントは、Paulの2番目の発言である。
空欄直前のRyotaの7番目の発言「~, trying something by myself is more interesting than watching.」のみに注目して考えてゆくと、【Fashion show】と【Music performance】のどちらとも自身で
何かを体験する、という項目があるため、答えを絞り込むことは難しい。
そこで必要になるのが、Paulの2番目の発言「I have a piano lesson at three thirty that day. So, I can stay at the event until two thirty.」である。
つまり、空欄(B)には14時30分までに終了する内容のものを選ばなくてはいけないということだ。
図を確認すると、【Fashion show】は14時30分まで、【Music Performance】は15時まで
となっている。よって、答えは【Fashion show】になるということがわかる。
一番の決め手となる発言が序盤にあり、空欄箇所とは離れた場所にあるため、
気にせず読み進めてしまった人は前に戻って考える必要があっただろう。

予定についての対話文を考えてゆく際は、まずこの話しをしている時点が「いつ」「どこ」であるのかなど、正確な時刻やいる場所が明記されている場合はそこを始めに確認しておく必要がある。


〔3〕本文内容一致の問題
本文Eメール内の15文目の内容と、選択肢ウが一致。
他のア、イ、エに関して、本文とほぼ同様の表記のものが多かったため、少々答えに悩んだ受験生も
いたのではないかと考えられる。
だが、場所を表す語が変わっていたり、比較対象が逆転していたり、と本文内容とは異なる表記が
含まれるため答えとしては不適切である。

【自由英作文】
例年通り、Eメールの内容を完成させるという形式で出題された。
今回のテーマは「Is there something that you are going to start to do as a new hobby?」であった。
練習問題や過去問演習で、一度は書いたことのある設問となったのではないだろうか。
過去に使った文章を引き出して書くことができた受験生も一定数いるのではないかと考える。

英作文を書く際の条件として

・3つの英文で書く
・前後の文につながるように書き、全体としてまとまりのある内容にする
・伝えたい内容を一つ取り上げ、それを取り上げた理由を書く

が挙げられる。

※3文で書くという条件のため、1文しか書かれていなかった場合8点減点。
2文の場合4点減点となる。
また、大文字・小文字、綴り、文法、符号の間違えは1か所につき1点減点となる。

1文、2文、3文、いずれにしても、文法や綴りの間違えが多くなればなるほど減点されていく方式であるため、いかに間違えなく英文を書くか、という点が重要となる。
自分が本来書きたい内容が英語で思いつかない、使いたい単語の綴りが分からない、といった状況に置かれたとき、内容を変える、使う単語を変えるなど、臨機応変に対応できた受験生は点数を稼ぐことができたであろう。
70点以上を目指す受験生には、3文正確に書ききってほしいところではある。

〈大問2まとめ〉
英文、問題レベル共に、難易度は大方例年並みであった。
今年度の、特に〔1〕〔2〕の記号問題に関しては、情報の見落としが命取りとなったと言えるだろう。
必要な情報を確実に捉えることができれば、さほど難度の高い問題ではなかったが、空欄の前後のみに注目して答えを探し始めた受験生は、予想以上にこの大問2で時間を取られることとなったのではないかと考えている。
ただ、受験というものに「想定外」という事態はつきものである。
いかに冷静に考え、答えを精査できたかが重要なポイントとなっただろう。
英作文に関しては、練習の段階で一度は書いたことのあるような内容になったのではないだろうか。
受験生たちにとって身近で具体例の出しやすいテーマとなったため、あまり慌てることなく書くことができたと考えられる。



・大問3:会話文読解 7問×4点

出題形式は例年通り。記号7題。

〔問1〕下線部の発言の内容を問う問題
下線部直前の内容から、選択肢イが答えになることがわかる。
「I think so, too.」の具体的な内容を問う問題は、例年頻出される類いのものである。
必ず直前の内容に目を向け、間違いなく答えを選んでほしいところだ。
今回の問題も、直前を確認すれば、イ以外の選択肢に惑わされることはないだろう。

〔問2〕下線部の発言の内容を問う問題
例年頻出される下線部内【that】の指す内容理解を問う問題。
下線部直前のMary3番目の発言から、選択肢アが答えになることがわかる。
問1同様、直前を確認することで、間違いなく答えに辿り着ける問題であった。
thatの指す内容を問われたら、瞬時に直前の<一文>に注目する、
という訓練を日頃から行うべきである。

〔問3〕下線部の発言の理由を問う問題
下線部から少し離れた、Shiho7番目の発言から、選択肢ウが答えになることがわかる。
この問題を考えるには、少し前から順を追って内容の展開を見てゆく必要があるため、
少々時間がかかったことも予想される。
まず、Shiho5番目の発言「~ I have another idea. How about putting some flowers in~.」と
下線部分の6番目「I think it can be a new way~.」の両発言を合わせると、「花を置くということが、自分たちの目標を達成するための新たな方法に成り得る」という考えを持っていることがわかる。
それに対し、直後のHaruto8番目の発言を見ると、「That isn't a clean-up activity.」と反論していることが窺える。
そして、その直後のKenta9番目の発言を見ると、「Haruto, you should change your point of view. 
Shiho, you want to say that~dose not only mean ''cleaning up,'' right?」と、両名のフォローをしていることがわかる。
そして、先程のKentaの発言内最後にある問いかけ(確認)に対して、Shihoが「Yes. Seeing something beautiful helps students feel comfortable.」と返答していることから、6番目の発言の理由と考えることができる。よって答えは、全く同じ表記となっているウになる。
かなり細かいプロセスを踏んだ考え方になるが、確実に答えを選びきるには必要な作業である。
ここまでの問題と違い、注目すべきは下線部の直前ではないため、答えを探す上での視野を広く持つ
必要がある。

〔問4〕下線部の発言の内容を問う問題
下線部後ろのMary8番目・9番目の発言から、選択肢エが答えになることがわかる。
下線部直後のKenta11番目の発言が「What's that?」となっていることから、内容について詳しく
聞いていることがわかるため、それ以降の発言に注目すべきであるということがわかるだろう。
Maryの8番目・9番目の発言の間に、KentaとHarutoそれぞれが各発言の内容について深堀するような返しをしていることが明確に見て取れるため、答えに辿り着きやすかったのではないかと考える。

〔問5〕下線部の発言の内容を問う問題
例年頻出される下線部内【that】の指す内容理解を問う問題。
下線部直前のShiho9番目の発言から、選択肢イが答えになることがわかる。
問2同様、thatの内容を問うものであったため、直前の一文に注目することができていれば、
間違いなく答えに辿り着けただろう。
この形式には瞬時に対応できる力をつけておきたいところだ。

〔問6〕空欄補充の問題
昨年に続き1語の空欄補充問題出題された。
Haruto8番目・9番目の発言と、Kenta9番目の発言から、選択肢アが答えになることがわかる。
この問題は、問3の答えを考える過程で状況が理解できていれば、非常にスムーズに解くことができる問題であった。
なので、根拠を持って問3に解答できた人は、問6の答えもすぐに決めることができただろう。

〔問7〕本文内容を踏まえた空欄補充の問題
本文を踏まえ、登場人物の日記の一部の空欄(A)と(B)を埋めてゆく問題。
今回は、(A)(B)それぞれ2回ずつ出てきているため、前半後半どちらか自分にとって
分かりやすい方で答えを探してゆくことができたのではないだろうか。
(A)の穴埋めは、答えは【daily】となる。
本文中のKenta2番目の発言と、Shiho2番目の発言が答えの根拠となる。
ただ、この該当範囲で【daily】と言葉は使われていないため、文脈から考える必要があった。
Kenta2番目の発言に「I will work harder for my school than last year.」とあり、Shiho2番目の発言にも「Among us, only you were a member of the committee last year.」とあることから、
Kentaは昨年も美化委員に所属していたことがわかる。
つまり、委員会の日々の活動についてよく知っている、ということになるため、答えは【daily】を
選択すべきであった。
2回目の方で考えるとすると、Kenta13番目の発言に「Now I realize that there are many ways to make our daily school life more comfortable. ~.」とあり、それに対してMaryが「Yes.」と返答していることがわかる。こちらでも答えを決めることはできるが、1回目の方が決めやすいのではないかと考えられる。

(B)の穴埋めは、答えは【helpful】となる。
本文中のShiho4番目の発言が答えの根拠となる。
こちらは、(A)と比べると答えが探しやすかったのではないだろうか。
Shiho4番目の発言2文目に「Your new poster will also be helpful, Kenta.」とあることから、
答えは【helpful】を選択すべきであった。
本文と設問文は同様の形では書かれていないが、ShihoがKentaのポスターについて述べている箇所はここしかないため、すぐに注目すべき文は決められたのではないだろうか。
(A)同様、1回目の方が答えを決めやすかったと考えられる。

〈大問3まとめ〉
英文、問題レベル共に、難易度は大方例年並みであった。
昨年度までと比べると、脚注は大いに活用できる内容に改善されていた印象を受ける。
特段難度の高い問題はなかったが、問3と問7に関しては、少々時間を要した可能性も考えられる。
だが、受験生たちに馴染みのない単語や表現が羅列されていたわけではないので、
一文ずつの確認を怠らずに考えていけば、十分に正答できる問題であった。
例年通り下線部内【that】の指す内容理解を問う問題も変わらず出題された。
いずれも直前の発言内容が答えに結び付くようにできていたため、
日頃から答えを導く手順を意識していた受験生はすぐに回答できたのではないだろうか

・大問4:長文読解  7問×4点(内1問完答問題)

出題形式は例年通り。記号7題。※問2の並び替えは完答問題。途中点なし。

〔問1〕下線部の発言の内容を問う問題(下線部内【that】の指す内容理解を問う問題。)
例年頻出される下線部内【that】の指す内容理解を問う問題。
下線部内のthatが指す内容は、直前の第1段落6文目のMr.Matsumotoのセリフの内容となるため、
選択肢ウが答えとなる。
大問3のとき同様、「直前の一文に注目する」という考え方を用いて瞬時に答えを探してほしい問題であった。
他の選択肢を見ると、直前の一文内で使われている表現を含むものはあるが、設問に対する答えとしてはいずれも当てはまることはないため、答えとしては不適切である。
この問題は、正答率が高いことが望ましい

〔問2〕本文内容並び替え問題 ※完答
例年通り、問2での並び替え問題の出題となった。
各選択肢の内容該当範囲は以下の通りである。
選択肢ア:第5段落5~6文目
選択肢イ:第1段落3文目
選択肢ウ:第4段落13~14文目
選択肢エ:第7段落4文目
よって、答えは【イ→ウ→ア→エ】となる。
完答問題であり、1つでも間違えると点数にはならないため慎重に解く必要があった
練習の段階から戦略を立てて準備していた受験生は、時間との戦いになったとは思うが落ち着いて
できたのではないだろうか。

〔問3〕空欄補充の問題 (全3問)
(1)空欄を含む内容にあたるのは第3段落4~5文目であることから、選択肢アが答えとなる。
選択肢エと悩む、もしくはそちらを選んだ受験生がいることも予想されるが、本文と照らし合わせるとエの内容は、同段落12文目で「The next day」という言葉から始まっているため、「次の日」の話であることがわかる。よって、答えとしては不適切となる。
細かいことだが、設問内で【時】【場所】が指定されている場合は、そこのズレが発生しないよう
注意していきたいところである。

(2)空欄を含む内容にあたるのは第4段落9文目であることから、選択肢エが答えとなる。
比較的、一段落の文章量が多かったため、本文内容と選択肢の内容を照らし合わせるのに多少時間を
要した可能性はあると考えられる。
⑴同様、設問内で時が指定されているため、そこに注意して内容を確認してゆく必要があった。
他のア、イ、ウの内容には、「children」や「kindergarten」といった、同段落で繰り返し使われている言葉や表現が多く組み込まれていたため、どれも目についた可能性はあるが、中学生のときのことを振り返った内容であり、この設問で指定されている【時】とは異なるものであるため、答えとしては
不適切となる。

(3)空欄を含む内容にあたるのは第8段落4文目であることから、選択肢イが答えとなる。
ここまでの⑴、⑵同様、時が指定されているため、答えを探す範囲を絞り込むのは容易であったと
考えられる。
ただここで注意が必要な点としては、「On the second festival day」と設問中にあることから、
同じ表記で始まる第7段落だけに注目するのではなく、次の第8段落まで視野に入れておかなくてはいけない、ということである。
第8段落は、「On her way home from the second festival」と始まっている。
つまり、第7段落からの帰り道となるため、段落こそ変わっているものの、
「日にち」は変わっていないのである。
それにきちんと気が付き最後まで読んでゆけば、該当の最終文に間違いなく辿り着けるはずである。
第7段落だけを見てなんとか答えを決めようとした受験生は、選択肢ウやエを選んだ可能性もあると
考えられる。
本文中と似たような表現は多数入ってはいるが、異なる部分が多いため答えとしては不適切となる。

〔問4〕本文内容に関する質問に答える問題 (全2問)
(1)
質問は「What did the Dance Club members do for older people who would come to the second festival?」
まず、疑問文中に「who would come to the second festival」とあることから、1回目のfestivalを
終えた後、本文の第4段落以降の内容を確認してゆく必要があることがわかる。
そして、対象が「older people」とされているところにも注目すべきであった。(第4段落以降には、childrenに関する記述も多いため)
以上のことに気を付けながら内容を見てゆくと、第6段落9文目が設問に対する答えになることが
わかるだろう。
その直後の10文目の内容が、選択肢イの文とかなり似たように書かれているため、若干答えに迷った受験生もいたかもしれないが、「They created」の先の内容が本文とは合わないため、答えとしては
不適切となる。

(2)
質問は「What did Tomomi realize from her experiences of the two festival?」
どの選択肢も接続詞that以下の内容の違いを確認してゆくべき問題であった。
まずは、2つのfestivalの経験から気が付いたこと、について聞かれているため、2回目も終えた後、最終第8段落に目を向けてみると良かっただろう。
すると、2文目内に「~On that day in June, Mr. Matsumoto and my family helped me realize~.」とあることから、答えを見つけるために目を向けるべきはMr. Matsumotoや家族と話しをしていた
第4・5段落であることがわかる。
第5段落の12文目がこの問題の答えと直結しているため、エが答えになることがわかるだろう。
広い範囲で見てゆく必要があったため時間はかかったかもしれないが、それぞれとのやりとりを終えた辺りに答えはあると推測して探してゆくと多少時間を短縮できたのではないかと考える。
他の選択肢に関しては、第4・5段落では「歌」についての話題がよく出てきたので、選択肢イが目につく人がいたことも予想されるが、内容が本文とは異なるため答えとしては不適切となる。
文章題というのは、本文のテーマに沿っているもの、あるいは、筆者が読者に伝えたいこと
基本的には答えになるが、特にこの⑵は大問4の中でもそれを理解して考えているか、
ということを問われる問題であったように感じる。

〈大問4まとめ〉
難易度は大方例年並みであったが、昨年よりやや難化したようにも感じられる。
特に、問3・4に関して、答えを探すべき段落はすぐに分かるように問題が作られていたが、
その段落内で時間が動いているということに注意を払いながら考えることができたか、という点において各々の力が試されたように感じる。注意深く本文と選択肢内の各文を確認できていれば、問題自体の難度は例年通りのため「難しい」とは言えないが、正答率に開きが出てくる可能性があるのではないか、
とも考えている。
ただ、英文や設問等の文章レベルは、脚注をそれほど確認せずとも読み進めることができるような内容であった。
ここで点数を満点近く取れた受験生が多くいても全くおかしくないと言えるだろう。


《2026年度総評》
全体を通して、難易度は例年並みだったと言えるだろう。
各大問、あまり複雑なことは聞かれておらず、本文内容をよく確認すれば答えに辿り着ける問題が大半を占めているように感じた。
ただ、英文、問題のレベルに変化はなかったものの、昨年度までと比べると、一筋縄にいくようでいかない問題がやや増えたような印象も受けた。
普段から、問題を解くスピードが課題とされていた受験生は、最後まで解ききることができなかったことも予想される。
だが、決して難度が高いというわけではないため、受験生全体の正答率は高くあることが望ましい。
英語の問題とは言え、表記が「英語」になっただけでやるべきことは国語と同様であることから、知識や対応力が必要とされた問題はあったものの、各々の持つ「読解力」がどれほどであるかを問われる問題が今年度も多くあったように思う。


分析担当 寄田

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