■はじめに
英才個別学院新秋津校
室長の伊藤です。
お子さまの勉強や学習に役立つ情報をお届けする、メルマガからの転載です。
今回は、前回に引き続き計算ミスに関しての内容です。
最後までお読み頂けますと幸いです。
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■今週のテーマ
計算ミスをなくす魔法(2)
前回は数字を丁寧に綺麗に書くことや、ノートの取り方などをお伝えしたと思いますが、今回はもう一段階上げて、さらに計算ミスをなくす方法をお伝え致します。
それは、【計算ミスの原因を探り、お子さまのしやすいミスの種類を特定する】ことです。
3ステップに分けてお伝えします。
あくまで基本編ができていることが前提となりますので、まずは基本編がお子さまに定着してから、応用編にチャレンジしてみてください!
1、計算ミスの原因に赤丸をつけましょう
まず、問題の写し間違いはないか確認します。
その後は、筆算や途中式をたどり、計算ミスをしてしまった箇所を見つけます。
見つけたら、赤でその数字に丸をつけてください。
※こうならないようにねー♪
2、どうして間違えたのか、ミスの理由を赤字で書きましょう
例えば、2ケタのかけ算の筆算1つとっても、色々な間違え方があります。
かけ算でミスした場合、かけ算し終わった後のたし算でミスした場合、繰り上がりでミスした場合など、様々です。
そのミスした理由を、例えば、「かけ算ミス」や、「たし算ミス」、「繰り上がりミス」など赤字で書いておきます。
ミスした理由を書くことで、お子さまの改善点が見えてきます。
かけ算でミスした場合であれば、九九からやり直すべきかもしれませんし、たし算でミスした場合は、大きな数のたし算を練習すべきです。
繰り上がりに関しては、痕跡を残しておいた方が良いですが、字を大きく書き過ぎても本来の計算の邪魔になりますし、小さすぎても見落としや数字の勘違いが起きますので、注意が必要です。どの傾向のミスであれ、全てがお子さんの成長にとって重要な気づきになるようにガイドしてあげるのが良いです。
3、似たような計算問題を解く時は、先にミスの理由の赤字をお子さまに読んでもらいましょう
「この計算問題を解いてみて」といきなりお子さまにお伝えすると、お子さまは何も意識せずに計算を始めてしまいます。
ですので、これまでにミスしてしまった理由を先にインプットしておくことで、お子さまは意識をして計算問題に取り組んでくれます。
この、【意識する】というのが非常に大事です。
意識するのと、しないのとでは、大きな差があります。
赤字で理由を書いておけば、目立ちますので、脳内にもインプットしやすくなっています。
以上が、計算ミスをなくすための応用編3ステップです。
基本編の5ステップと合わせて、是非実践してみてください。
しっかり実践していけば、学校のテストの点数が、間違いなく変わります!
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■おわりに
最後までお読み頂き、ありがとうございました。