特に所謂「赤本」は解説が乏しいので、受験直前期の赤本解説はかなり大変でした。
講師としてのやりがいについて教えてください。
意思疎通が上手くいくようになって、
「これは自分でできます」「この範囲をこういう風に進めていきたい 」
などの意見を言ってくれるようになったのがかなり嬉しかったです。
当初から、自分の授業を全否定するくらい、色々と意見してほしいと伝えていたので。
大学受験は受験要綱や出題範囲などが大学・学部ごとに多種多様であるため、
生徒自身が主体的に行動することが根本的に求められます。
基礎的な知識が固まって、主体的に動けるようになった生徒は、
自身で解決できることと、講師に頼るべきことの選択ができるようになっていきます。
この段階になると講師が出来ることは 、時々する軌道修正の為の細かい助言を除き、
生徒のぶつけてきた悩み、疑問への返答がほとんどです。
このように生徒が成長、自立していくプロセスを近い距離で感じられるのはとても大きなやりがいです。
そして、大学受験はまず勉強量がないと話にならないことが多いと思います。
そのため、生徒自身の努力が合格という結果に結びつくだけというのが本質です。
しかし、その成果に至るまでの過程に、講師として関わることができます。
これはとても尊いことであり、貴重な経験です。
その過程に携わった者として、生徒の合格報告を受けたときは、
なによりもやりがいを感じました。
英才のいいところを教えてください。
第一に担当制です。
講師の指導可能教科と日程さえ、生徒の要望と一致していれば、
その生徒の完全な担当として教えることができます。
これは重要な要素で、1 つの科目を指導しているときに、
他の教科の現状をリアルに理解できていることが、
あらゆる場面で進行を円滑にしていたと思います。
また、生徒と会う回数が多い方がコミュニケーションも取りやすいです。
また、生徒の要望が授業に反映されやすいことも良かったです。
室長が一方通行でカリキュラムを組むということはなく、
生徒や講師のフィードバックを踏まえて、柔軟な対応を取ってもらえたのが助かりました。
今年度の抱負を教えてください。
今年度も新たに新たに大学受験生を担当することになりそうです。
また、内部進学のために定期テストで成績を取らなければならない生徒などもいます。
生徒それぞれに多種多様な目標がある中、
前年度の経験が活かせる範囲でさらに良い指導を目指して、新たな領域でも結果が残せるように邁進していきます。