今の英語教育をご存知ですか?

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今の英語教育をご存知ですか?

2022.03.03 | 勉強お役立ち情報

今の英語教育をご存知ですか?

今の英語教育をご存知ですか?
こんにちは!

英才個別学院希望が丘校の関口です。

さて、今日は、大きく変わってきている英語教育についてです

日本は島国なこともあるのか、英語能力は世界レベルで考えると先進国内で平均以下

それをどうにかしようと、文部科学省が動き出したのが
一昨年前からスタートしている「指導要領改訂」の大きな軸です

約10年に1度大きく改定が入ってきました。
今までは理系科目の改訂が特に大きく、20年前と比べると数学の学習量は減りました。

しかし、今回の大きな変化は英語です。


どんなふうに変わったのでしょうか?
【小学生】
小学3・4年生では「英語に親しみましょう」と簡単な英語を学びますが、成績には反映されません
小学5・6年生では英文法を学び、テストも実施。成績にも反映されます。
現在の40代くらいの方~高校1年生が知る中1英語+中2英語の一部は小学校6年生までに指導完了します。
習得すべき単語量は600~800語
しかし、授業自体は「親しみましょう」といった方向で進んでいきます。

【中学生】
小学校で学んだ「アルファベット」「ローマ字」「be動詞・一般動詞の現在形」「動名詞」「現在進行形」などは既に履修済みという認識で授業が進んでいきます。
今までは高校で学んでいた「仮定法過去」「原形不定詞」「現在完了進行形」などは中学校で学びます。
しかも学ぶタイミングは決められていません。「3年間でここまで習得させてね」です。
なので、基本的には教科書が主導権を握っています。
また、横浜市は【ラウンドシステム】が導入されています。
詳細は別途お伝えしますが、一言で言うと【英会話も出来てね】です。
ちなみに、東京都は2022年度入試から「スピーキングテスト」を入試で実施します。
新出単語は1200語⇒約1800語に増えています。

【高校生】
2022年度より英語教育が変わります。
今まではリーディング(長文)とライティング(文法)の2つを「コミュニケーション英語(長文)」「英語表現(文法)」となっていました。
新年度からはリーディング/ライティングと会話の2科目になります。
「英語コミュニケーション(読み書き)」「論理と表現(会話)」が必修となります。
「論理と表現(会話)」って!?となると思いますので、それもまた別途お伝えします。
新出単語も1900語⇒2500語に増えます。
ということは、小学校から計算すると5000語の単語を習得すべきといったところです。



まだ分かりにくいですよね?



ではもっと簡潔に英検レベルでお伝えします
【指導要領改訂前】
英検5級  中学1年生レベル
英検4級  中学2年生レベル
英検3級  中学3年生レベル
英検準2級 高校1~2年生レベル
英検2級  高校3年生レベル
英検準1級 国際系の大学生
英検1級  国際系の大学生

それが・・・・

【指導要領改訂後】
英検5級  小学5年生レベル
英検4級  小学6年生レベル
英検3級
英検準2級 中学校終了レベル(上記記述通りタイミングは教科書次第)
英検2級  高校生レベル
英検準1級 共通テスト(大学入試)レベル
英検1級  国際系の大学生

って感じです。



余談ではありますが
大中小関わらず日本企業の世界進出をお手伝いしていたことがあるのですが
大企業でも英語をビジネスレベルで話せる方はごくわずか
中小企業になると全くいない企業も少なくありません。
その中で海外進出となると、当然うまくいくわけもなく、外部から人を雇う必要があります。
現実、齢25才で海外ビジネス経験のある方を、とある企業へ年収2,000万円でスカウトし海外進出をさせたということもありました。
社内にビジネスレベルの英語が話せる人がいれば、せめて日常会話レベルでも話せる人がいれば、そんな高額で引き抜く必要もないのにな・・・と感じていました。
少子化の進む日本国内でビジネスを大きくしていくことには限界があります。
なので、海外進出を狙っている会社は沢山あります。
街の居酒屋さんでも海外進出を考え、行動している世の中です。

学生のみなさんが社会人になる時には「英語ができて当たり前」というのがどの企業でもありそうですね。

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