終戦記念日 【練馬 中村橋 塾】

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終戦記念日 【練馬 中村橋 塾】

2022.08.17 | つぶやき

終戦記念日 【練馬 中村橋 塾】

終戦記念日 【練馬 中村橋 塾】
皆さんこんにちは、事務の髙木です(^O^)
当校のお盆休校も明けましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
休み明けも気を抜かず、計画的な学習を進めていきましょう❕❕

突然ですが一昨日は終戦記念日ですね。
今年で終戦から77年経つそうです。
日本は唯一の原爆による被災国であるなど、たくさんの傷を負った国でもあります。
何年経ってもこの悲しい事実は風化させてはならないものだと思います。

さて、日本では当たり前のように8月15日が終戦の日だと知られていますが、他の国は違う日が終戦の日であることがほとんどなのです。
では実際にどのような背景があって各国で終戦となったのか、他の国はいつ終戦となったのかを見ていきたいと思います。


なぜ日本の終戦は8月15日?

まず、なぜ日本では8月15日が終戦の日とされているのでしょうか。

世界では、1939年9月1日のドイツ軍によるポーランド侵攻を皮切りに第二次世界大戦が始まります。
アメリカ・イギリス・フランス・ソ連・中国の連合国と、日本・ドイツ・イタリアの枢軸国の対立という形を取りながら、1945年まで戦争が続きました。
終戦をいつとするかの考え方はこの対立関係も大きく関係しているのです。

日本では1945年8月10日、アメリカ・イギリス・中国の3国によるポツダム宣言受諾を申し入れ、これにより前日本軍が降伏を決定する事実を同日午前8時にラジオで放送しました。
しかし、これが正式に日本政府によって受諾されたという事実はこの時点では日本軍や一般市民に対しても伏せられており、停戦も全軍に対して行われていませんでした。これはポツダム宣言受諾を受けた連合国も同様でした。
そして、5日後の8月15日に玉音放送により無条件降伏という形で改めてポツダム宣言受諾を日本全国民と全軍に表明し、戦闘停止の命令が出されたためこれが正式に日本の終戦となったのでした。

この10日のポツダム宣言受諾から15日の玉音放送での戦闘停止命令までの「日本陸海軍のための配線調整期間」と言われる5日間に亡くなった両軍の戦闘員と民間人は「無駄死」と言われることがあるようです。


その後、8月15日を戦争の誤りと惨禍を反省し平和を願うとして「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とすることが閣議で決定され、今に至ります。


世界各国の終戦はいつ?

日本が無条件降伏により周旋したということは、世界では第二次世界大戦が続いていたということになりますね。
では、各国ではいつ終戦したのでしょうか。

〇アメリカ
まず、世界的には日本が降伏文書に調印した9月2日を第二次世界大戦の終結した日と考えられていることが多いようです。
そのため、アメリカではこの日を「対日戦勝記念日(Victory in Japan Day)」と呼んでいるようです。

〇イギリス
アメリカと同じ連合国側であるイギリスですが、こちらは5月8日を終戦としています。
これはドイツ軍が降伏文書に調印した日であり、ヨーロッパにおける第二次世界大戦は日本よりもドイツ軍との戦いの方が影響が大きく、重要であったことが分かります。


〇イタリア
日本と同じ枢軸国であったイタリアは、4月25日が終戦となっています。
第二次世界大戦中に三国同盟としてドイツ、日本の同盟国としてイタリアは戦いました。
そんなイタリアでは4月25日に、ナチス・ドイツとファシスト勢力に対抗していた人々がミラノから勢力を追い出し、支配から解放されたのです。なので、この日は「解放記念日」と呼ばれています。

〇ドイツ
ドイツは先ほど書いたように、5月8日に降伏文書に調印しこの日を「解放の日」と考えています。




このように、日本から見る戦争と他国の観点から見る戦争は全く違います。
社会の学習などにもこのことは活かしつつ、今後も忘れることのないように生きていきたいですね。

それではまた次回❕❕

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