【歌う室長第4弾】今年も滝廉太郎・武島羽衣の「花」の解説動画を貼っておくよ

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【歌う室長第4弾】今年も滝廉太郎・武島羽衣の「花」の解説動画を貼っておくよ

2023.06.03 | 学習アドバイス

【歌う室長第4弾】今年も滝廉太郎・武島羽衣の「花」の解説動画を貼っておくよ

【歌う室長第4弾】今年も滝廉太郎・武島羽衣の「花」の解説動画を貼っておくよ
【歌う室長第4弾】今年も滝廉太郎・武島羽衣の「花」の解説動画を貼っておくよ



3年前に作った動画です。

日本の美しい春を思い浮かべながら歌ってください。



再生リスト

【テスト対策_中学3年生音楽「花」】イントロダクション - YouTube



音楽のテスト対策として中学3年生で習う滝廉太郎の「花」を取り上げます。

毎年中学3年生で歌のテストと筆記テストで出される内容です。

3つのポイントでお話をしていきます。



1、歌詞の意味の確認

2、曲の特徴

3、曲の概要



この曲が発表されたのは明治33年、西暦1900年のことです。

明治維新を経て近代化が軌道に乗り始め、もうすぐ日露戦争が始まるという時期ですから、緊張感がありながら、活気に満ちた時代だったことが想像できます。

そんな明治の中頃、まだまだ自然豊かだったころの日本を歌った代表曲です。



作詞は日本女子大学教授の武島羽衣で、歌人としても知られていましたから、ところどころに古典文学の詩句が散りばめられています。



1、歌詞の意味の確認



1、春のうららの 隅田川 のぼりくだりの 舟人が 

  櫂のしづくも 花と散る  ながめを何に たとふべき



2、見ずやあけぼの 露浴びて  われにもの言ふ 桜木を

  見ずや夕ぐれ 手をのべて  われさしまねく 青柳を



3、錦おりなす 長堤に くるればのぼる おぼろ月

  げに一刻も 千金の ながめを何に たとふべき



意訳



1 春の穏やかな陽を受けて、優しい雰囲気を醸し出している隅田川。

  往来する船の櫂から落ちるしずくも、まるで花が散っていくように見える。

  この美しい眺めを何に例えようか(たとえようがないほど美しい)。



2 見てごらん。明け方、朝露に濡れて私に話しかけているような桜の木を。

  見てごらん。夕暮れ時、そよ風に揺れて私を手招きしているような青々と茂った柳の木を。



3 長い堤防が、まるで錦を広げたように鮮やかに輝いているよ。

  日が暮れれば昇ってくる、春の霞んだ月。

  本当にひと時でさえ千金にも値するほどだ。

  この美しい眺めを何に例えようか(たとえようがないほど美しい)。



・言葉の確認

1番

うらら=空が晴れて、日が柔らかく照っている様子。うららか(麗らか)。



上り下りの船人が=船が行ったり来たりしている様子。

この当時は水運が発達していたので、人や荷物を運ぶ船の便が盛んだった。

もしくはボートレースの様子、と解釈する場合もある。

いずれにしろ活気のある隅田川の様子。



櫂(かい)=船を漕ぐ道具。オール。



花と散る=花びらのように散る。



何にたとふべき=何にたとえたらいいだろうか(たとえようがないほど美しい)。



2番

見ずや=「見てごらん、ご覧なさい」



あけぼの=夜明け、明け方。



露(つゆ)=朝露(あさつゆ)。



われにもの言ふ=私に語り掛けるような。



「さしまねく」の「さし」は、語調を整えたり強めたりする接頭語(意味はない)。「まねく」は「招く」。



3番

錦おりなす長堤=美しく織られた錦のように花に彩られた川の長い堤防・土手。

※私は錦=赤色を想像し動画内では夕陽の様子と伝えています。

学校の先生の指示に従ってください。



おぼろ月=もやで霞んだ春の月。



げに=本当に、いかにも、まちがいなく。



一刻も千金の=ほんの少しの時間でも千金に値する、価値の高い様子。漢詩『春夜』の一節に由来している。



2、曲の特徴

16分休符が随所にある。

春の、うららの

のぼり、くだりの

など。



なぜか?

想像するしかないが、区切ることによって、その言葉を大事にして、情景を思い浮かべながら歌ってほしい、そういった思いがあったのかもしれません。

「子音をはっきり発音するための準備」と教えている音楽の先生もいらっしゃるかもしれません。



メロディの違いに注意しましょう

うららの

くだりの



たとふべき



16分音符

32分音符



1、2、3番とメロディが異なるところがありますので注意しましょう。



2番 つゆ浴びて

3番 げに一刻も



3番ラスト



「眺めを何に」=「に」でフェルマータ、その音を程よく伸ばす。



「たとふ」=リタルダンド、だんだん遅く。



「べき」=アテンポ、元の速さに戻る



3、曲の概要

そもそも1900年に発表された歌曲集「四季」の最初を飾る楽曲でした。

2曲目は「納涼」、3曲目は「月」、4曲目は「雪」です。



演奏形態は二部合唱(同声がメインですが様々なアレンジがあります)



4分の2拍子



テンポはアレグロモデラート



16分休符があることが特徴



作詞:武島羽衣

作曲:滝廉太郎(代表曲「荒城の月」「箱根八里」)



頑張ってください!





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