2022.07.19 | 学習アドバイス
世界一小さなバイオリン
中高生の皆さん!こんにちは!
武蔵新城の学習塾 個別指導 英才個別学院武蔵新城校 講師の渡辺です。
最近、私はハマっている歌があります!
洋楽なのですがAJRの「
World's Smallest Violin」という曲です。
私はTikTokを見ないので知らなかったのですが、流行っていたそうですね?
最後のサビのどんどんテンポが上がっていくところが癖になる曲です。
ちなみに「World's Smallest Violin 」とは、直訳すると「世界で1番小さなバイオリン」という意味ですが、「とてもちっぽけなこと」くらいの意味で皮肉に使われるスラングのようです。
それはそうと少しは国語っぽい話もしなければ(迫真)
ということで最後のサビも魅力的な曲なのですが、すごく沢山使われてる「韻」も魅力だと思うのです!
「韻」というのは今の日本だとラップを好きな人はよく聞くかもしれません。
ただ残念ながらそれ以外では日本では「韻を踏む」というのは少ないんですよね。
では国語のどこでこれが出てくるのかと言うと、すばり
漢文
です。
例として「絶句」という杜甫が書いた詩を見てみましょう。教科書や便覧で見たことある人もいるかも?
江碧鳥逾白
山青花欲然
今春看又過
何日是歸年
ここでは細かい意味などは省きます。読み方もよくわからなくても良いです。気になる人は「絶句 杜甫」で調べて見てネ。
見ていただきたいのは2行目と4行目です。
最後の漢字が「然」と「年」ですね。
母音を抜きとると「えん」となります。
このように同じ母音を繰り返してリズミカルに聞こえるようにする、というのが「韻」なのです!
本当はもっと難しくて、必ずしもこの解説が全て正しいとは限らないのですが、だいたいこんな感じです。
調べると結構難しいこと書いてあるから覚悟して挑んでね!
とまあ、こんな風な韻が洋楽ではよく使われています。
意味はよく分からないけどなんかいい感じに聞こえるのが洋楽に多いのは、このような技法を使ってリズミカルに聞こえるからなのです!
めちゃくちゃ長くなっちゃった(汗)
まあとにかく、「韻」というものがあること、そして「
World's Smallest Violin」聞いてみてください!
本日は以上です。
今週から夏休みという学校が多いようです。
受験生の皆さんは勝負のときです。
一緒にがんばっていきましょう!
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