2023.04.24 | 学習アドバイス
【2025年新課程大学入試】共通テスト変更点 5教科7科目から6教科8科目へ
【2025年新課程大学入試】共通テスト変更点 5教科7科目から6教科8科目へ
東京都杉並区永福町の個別指導塾、英才個別学院 永福校です!
2022年度に行われた教育改革。
現在の高校2年生から新たな入試制度で戦うことになります。
前回の記事では新カリキュラムの確認をしていきました。
カリキュラムの変更に伴い共通テストにも変更が生じますので今回はその辺りを見ていきましょう。
年度だと混乱する可能性がありますので、「2025年1月実施の入試」と覚えておいてください。
(2021年旺文社を参考に作成)
<国公立の一般選抜>
2024年まで
共通テスト5教科7科目+2次試験
2025年から
共通テスト6教科8科目+2次試験
5教科から6教科に増えていますが、増える教科は「情報」です。
<私立大学の一般選抜>
一律の変更はありませんが学校により様々なパターンがあります。
受験科目も見ておきましょう。
(2021年旺文社を参考に作成)
<国公立大学受験のイメージ>
文系
国語+数学2科目+外国語+地歴公2科目+理科1科目+情報
理系
国語+数学2科目+外国語+地歴公1科目+理科2科目+情報
<変更点を列挙します>
1、「情報」の追加
プログラミングや情報リテラシーを学ぶ科目。
試験科目の「情報Ⅰ」はたいてい1年生に履修します。
2、国語の試験時間が80分から90分へ
これまでの現代文(論説、小説)、古典、漢文から、おそらく現代文の中に「実用的な文章」が導入されるための時間延長と思われます。
契約書などのビジネス文書にも慣れておく必要がありそうです。
3、数学Cの追加
現在の「数Ⅱ・B」から「数Ⅱ・B・C」へと変化します。
数B・数Cについては以下の4項目のうち3項目を選択します。
数B・・・「数列」「統計的な推測」
数C・・・「ベクトル」「平面上の曲数と複素数平面」
カリキュラムの変更に伴い、これまで数Bで扱っていた「ベクトル」が数Cに移動しています。
文系の生徒さんは「ベクトル」を選ぶ場合が多いと思います。
学校の進度に合わせていると学習時間が足りなくなる可能性がありますので注意が必要です。
4、社会の科目区分の変更
こちらもカリキュラムの変更に伴い、範囲と量が増加します。
受験パターンは以下の通りです。
①地理総合・地理探求
②歴史総合・日本史探求
③歴史総合・世界史探求
④地理総合・歴史総合・公共(このうち2科目を選択)
⑤公共・倫理
⑥公共・政治経済
このうち文系受験者は2科目、理系受験者は1科目を選択します。
なお、「⑤公共・倫理」と「⑥公共・政治経済」は組み合わせ不可となります。
「歴史総合」は近現代の日本史、世界史を扱う科目です。
試作問題を見ると、日本史探求選択の場合には歴史総合で世界史寄りの、世界史探求選択の場合は歴史総合で日本史寄りの問題が出されていましたので、「まんべんなく」学習する必要がありそうです。
早めの対応を心がけましょう。
それにしても・・・、
さすがにこれはかなりの負担増ですね。
次回、対策をご一緒に考えてまいりましょう。
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