【発達理論で子どもと向き合う④】ハヴィガースト

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【発達理論で子どもと向き合う④】ハヴィガースト

2024.02.24 | 課外授業

【発達理論で子どもと向き合う④】ハヴィガースト

【発達理論で子どもと向き合う④】ハヴィガースト
【子どもと向き合う④】発達理論で考える(ハヴィガースト)
 
エリクソンの他にも発達課題について触れている理論家がハヴィガースト(1900~91)です。
「人間の行動は学習によって習得されるものであり、各発達段階に応じて社会から期待され、要請される課題がある」と考えました。
それらの課題はそれぞれの時期に完了しなければならず、その時期を逃すとその後の発達課題に影響が出るとしました。
 
ハヴィガーストは発達段階を6つに分けています。
乳幼児期 0~6歳
児童期 6~12歳
青年期 12~18歳
壮年初期 18~30歳
中年期 30~60歳
老年期 60歳~
 
これも、現代ではもう少し細分化、時期の後ろ倒しなどが出来そうですね。
乳幼児期から青年期までの発達課題を見てみましょう。
 
乳幼児期 0~6歳
発達課題は、歩行の学習、固形の食べ物をとることの学習、排せつ習慣の自立、生理的安定の獲得、性の相違および性の慎みの学習、話すことの学習、社会や事物についての単純な概念形成、両親、兄弟、他人と自己を情緒的に結び付ける習慣、「正」と「不正」を区別することの学習と良心を発達させること。
 
この時期はとにかく生存に必要な技術を習得しなければなりません。
 
児童期 6~12歳
発達課題は、普通の遊戯に必要な身体的技能の学習、成長する生活体としての自己に対する健全な態度の養成、同年齢の友達と仲良くすることの学習、男子・女子としての正しい役割の学習、読み・書き・計算の基礎的技能を発達させること、良心・道徳性・価値の尺度を発達させること、人格の独立性を達成すること、社会的集団に対する態度を発達させること
 
青年期 12~18歳
発達課題は、同年齢の仲間との洗練された新しい関係を発達させること、自己の身体構造を理解し、男性・女性としての役割を理解、良心や他の大人からの情緒的独立、経済的独立に関する自信の確率、職業の選択および準備、結婚と結婚生活の準備、公的資源に必要な知的技能と観念を発達させる、社会的責任のある行動を求めかつ成し遂げること、行動の指針としての価値や理論の体系の学習・適切な科学的世界像と調和した良心的価値の確立
 
これらはあくまでも理論の話ですので、この通りの課題が解決できていないからダメ、ということではありません。

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