・白鳳文化(飛鳥時代、天武天皇や持統天皇の時代)
仏教を国家宗教とした動きが出始め、国営のお寺である薬師寺が建立されました。
・天平文化(奈良時代、聖武天皇の時代)
鎮護国家思想が熟成し、聖武天皇の呼び掛けで各国に国分寺・国分尼寺が建立されます。
奈良の東大寺に大仏(盧遮那仏るしゃなぶつ)が建立され、その絢爛豪華な建造物は他国を圧倒したことでしょう。
また唐から鑑真というお坊さんが来日し、戒律(お坊さんの決まりごと)を授けてくれました。
大仏と戒律によって、物理的にも精神的にも仏教大国となったわけです。
またこの頃は律令体制が整ってきた時期でもあり、独立国として歴史書を編纂する必要が出てきました。
712年に古事記、720年に日本書紀が書かれています。
さらに、中国から伝わった漢字を独自にアレンジした「万葉仮名」が生まれ、日本最古の歌集「万葉集」が完成します。
ここで注意!
「仮名文字」といってもひらがな、カタカナのことではありません。
それらができるのは平安時代です。
万葉仮名というのは漢字ですので気をつけましょう。
ちなみに古事記は万葉仮名、日本書紀は漢文で書かれているという違いもあります。
・唐風文化(弘仁・貞観文化)(平安時代初期~中期)
唐が最も元気が良かった時代。
この頃になると貴族が台頭し始め、様々な政治権力争いが起こります。
そこで重宝されたのが密教による現世利益でした。
その密教を日本に伝えたのは空海。
真言宗を日本にもたらします。
時を同じくして最澄も天台宗を広め比叡山延暦寺を本山とします。
ちなみにこのふたりは遣唐使として派遣された人たちです。
・国風文化(平安中期~平安末期)
ところが唐の力も衰え、894年に遣唐使を廃止します。
最先端の文明が入らなくなってしまいました。
これにより、日本独自の文化が花開いていきます。
「日本国風」ということで国風文化です。
漢字を崩してひらがな、カタカナが誕生しました。
これを愛用したのが女性たち。
ここに女流文学の花が開くことになります。
「枕草子」の清少納言
「源氏物語」の紫式部
は必須です。
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