永福校ブログEIFUKU BLOG
2023.11.18 | 課外授業
文化史でふり返る日本史 室町時代~江戸時代
文化史でふり返る日本史 室町時代~江戸時代
東京都杉並区永福町の個別指導塾 英才個別学院 永福校です。
室町時代の代表的な文化は2つです。
一つは3代将軍足利義満の時代に栄えた「北山文化」。
鹿苑寺金閣(金閣寺)や観阿弥・世阿弥が広めた能が盛んに行われました。
世阿弥の書いた「風姿花伝」は現在でも芸能のお手本とされています。
もう一つは8代将軍義政の時代の「東山文化」です。
たたみ、ふすま、障子、床の間など日本文化の原点である書院造の慈照寺銀閣(銀閣寺)が有名です。
応仁の乱(1467年)をきっかけに幕府の権威は失墜し、群雄割拠の戦国(安土・桃山時代)を迎えます。
文化も、武士の権威を見せつける重要なアイテムとなっていましたので、天守閣やふすま絵に代表される豪華で雄大な文化が花開きます。
その一方で千利休の侘茶(わびちゃ)が大成しました。
表では絢爛豪華な見栄合戦を繰り返している武将たちにとって地味なお茶というものがオンとオフの切り分けに役立ったのではないでしょうか。
豊臣秀吉の天下統一を経て、徳川の時代。
江戸時代にも2つの文化が起こります。
まずは「天下の台所」大阪で花開いた元禄文化。
人形浄瑠璃や、松尾芭蕉の「奥の細道」はこの時代です。
続いて江戸を中心に栄えた化政文化。
海外の圧力が強まる中、国学や蘭学、医学などが発達しました。
この頃の日本人の教育水準というか探究心は世界でもトップレベルだったと思われます。
諸外国の圧力が増す中、アジアで植民地にならなかったのは日本とタイだけですが、西欧列強の文化を受け入れ、「万国対峙」を実現した勤勉さはこの頃から始まっていたのかもしれません。
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